2016.08.09 熱暑の放置庭
立秋が過ぎたのでもう残暑と言わねばならないのに
なんだこの異常な暑さは!!!!

今季は交配計画も栽培棚の維持管理も全部いい加減で、
栽培意欲がまるで湧きません。
立ち枯れなんだかまるっきり枯死なのか
全身茶色になって果球も未熟のまま黒変しているもの続出。

潅水しても鉢が乾かないのは危ない。
全体の様子はまだ判らないけれど、
相当数が枯れたか作落ちしているようです。

とにかくこんな通路のような小庭でも
昼間に外に出るなど思いもよらない状態で過ごしております。
皆さまお元気ですか。

敷地の構造上寒冷紗が張れないので露天は厳しい。
それでもなんとか西日を防ぐくらいでやってきましたが
今年は生存の限度を越えている気がします。



今日何気に目について撮った画像です。咲き残りの花も少々。


ド根性実生0809
ド根性実生

除草シートを押さえている薄型レンガの隙間から生えております。
何なのか判りません。
我家のことですからまず凡そ壺系かとは思いますが
今まで棚下や庭木の株元に播き散らした壺系で発芽したのは皆無ですので
いまいち自信が持てません。

位置的にはローズアーチのすぐ横で
毎年その真上に伸びているのはカイウ、踊場、カンパニフローラ。
この中でまともな種子ができるのはカンパニだけ。
こぼれ種の可能性はゼロではありません。




ピッチェリ赤紫実生-01
ピッチェリ赤紫実生-01
今春鉢上げした実生群の中から開花しました。
リップが濃色のタイプ。




ピッチェリ赤紫実生-02
ピッチェリ赤紫実生-02
01と兄弟株です。
こちらはリップがボディの内外ともオール同色のタイプ。

このように簡単に個体変異が出ます。




ラベンダーアディの果球
ラベンダー・アディ果球
アディソニーですが花色がラベンダーカラーの個体です。
もともとアディソニーのタネはサイズが大きいのですが
このラベンダーアディのタネはそれがさらにふっくらとしています。




普通のアディソニー果球
こちらは普通のアディソニーの果球
サイズはやはり大きいですが膨らみ加減はおとなしい。




ボルドーの壺0809
咲き残りのボルドーの壺
褪色してかなり赤っぽい。
この時期は高温のためか花の傷みが早く
2~3日で咲き終わってしまいます。

なのにすぐに果球を作るので株がますます疲弊します。
摘み取ってやらねばいけないのにね~!
放置してます。




毎年試みているコアクティチスの挿し木ですが、
今年もまた失敗になりそうです。

まず挿し木の適期を逃してしまったこと。
着手が遅すぎたのは、判ってはいたのですが…。

挿し穂を採る目的でその適期に剪定をしたのではなく、
生育期後半に繁り過ぎがあまりに目について
枝抜きを兼ねて剪定したあと、
切った枝のリサイクルのつもりなのがまず心得違い。

去年より採れた枝は多かったのですが、
そこで横着心が出て、ミニプランターを使って一括処理で済まそうとした。
めちゃくちゃに密植したため表面に敷く赤玉が播けなかった。
そのためバットの腰水でパーライトが浮き上がるのを抑えられなかった。

すべては人為ミスばかりです。
技術的な意味の「下手」では片付けられぬ
慢心がそこには溢れかえっておりました。

象徴的なのはそれが、事もあろうにコアクティリスの挿し穂を
かくも雑に扱う無神経さ。

罰当たりでした。 反省。



恥かきついでに、今日(挿し木1か月経過)までの経過画像です。

6月25日
6月25日(1週間後)
挿し木は6月19日でした。(画像なし)
挿し木直後と見た目は全く変わりがありません。
ちなみに屋外に置いて失敗した経験(日照と風)から
玄関の内(タイル貼)に置いています。日照はガラス越しの朝日のみ。




7月8日
7月8日(18日後)
2週過ぎたあたりから葉の黄変するものが急に出てきました。
(水揚げ不良の挿し穂が脱落し始めた)




7月11日
7月11日(22日後)
黄変が進行。
あまりに見た目が悪いので枯葉を取り除く。
(土が動くのは良くないので枯れ挿し穂の軸はそのままに。)




7月19日
7月19日(30日目)
ますます哀れになっております。
生存(葉が緑色の挿し穂)は数本程度か。
発根までまだあともう1ヶ月はかかる。相当厳しい。


全滅までリポートするのはさすがにつらいので
ここでやめておきますが、
生き残りが1本でもあれば来春は記事にするでしょう。
なにもなくスルーするようであれば
もうこのことは無かったことにして触れないで下さい。




最後に明るい(?)ニュースをひとつ。

SwB×CL2015
スウェディッシュ・ベルズ♀×チェリー・リップ♂ 
2015年6月29日交配 8月15日播種

交配後45日の俗に言う早採り直播きですが
期待した年内発芽はおろか翌春発芽もなかった実生ポットから
今になって突然発芽してきました。

インテ系のスウェディッシュ・ベルズの種子らしく
双葉がきちんと揃って発芽しております。
中央から本葉が見えている苗もあります。

交配の手順から(去年の記事)←クリックすると見れます
自家受粉はまずないはずですが
どんな花が咲くかはちょっと予想できません。
初めて壺以外の系統と交配したものです。





タイトルのままです。
Tea Party (ティー・パーティ)
旧称クリスパ淡紫赤フリル♀×テキセンシス♂
私の初めて作出した人工交配のひとつです。(もう1種がジェルスカ1~5号)
2007年秋ZIP発芽~2008春3号鉢上げと記録しています。

姉妹株が初め4株あって、1号から4号と呼び分けておりました。
シャレのつもりで4様(ヨンサマ)と言っていたのが懐かしい。
2009年に1号が初開花。翌年に2号~4号が揃って初開花。

その後毎年開花を繰り返しているうちに花形・花色も定まって、
そのうちで1号と4号は見どころありと認めるようになりました。

特に4号は今まで咲いた中で今年が一番出来が良いです。
今年のこの花を見て Tea Party (ティー・パーティ)は
実生グループ名だったのをやめて、この株の個体名にすることにしました。





Tea Party 1号-03
開花して1~2日目あたりの花
内側はまだ緑~黄ですが、外側は十分に鮮赤に発色しています。




Tea Party 1号-01
内側の周縁部から着色が始まりました。




Tea Party 1号-02
反転したリップも外側もさらに濃色になりました。
開花日の違いにより発色の段階の違う花が入り混じっています。
花形はもうしっかりと安定しました。



これが成株開花の完成形です。




2016.06.12 開花は続く
まとまった雨ではないにしろ
小雨だったり、降ったり止んだりの
曇天~雨天が続いています。


展示会前の消毒から3週過ぎて
ぼつぼつ警戒かなと思っていたら早速と言うか、案の定。
昨朝ウドンコ病発生の兆し発見、直ちに消毒しました。

今回はルビゲンにカリグリーンとモスピランの混合です。
ローテーションの中でEBI剤の頻度(連用ではないですが)が高く
今後は薬剤選択にもう一工夫必要だと思います。

春からオンリーワンフロアブル、バイレトン(まだ残ってます)、
モレスタン、ストロビーと使ってきてルビゲンで1サイクル廻りました。
(この中のバイレトン、モレスタン、ルビゲンがEBI剤です。)

今のところ効果に全く不満はないのですが、
すでに薬剤の販売が終了しているものもあって、
古い手持ちの薬剤の効力が減衰・劣化しているのではないかとの
懸念は確かにあります。考えねばなりません。


さて、庭の花は元気に咲き続けております。
元来6月からが盛期のグループです。
実生の開花が2年目になって初花より整ってきたものもチラホラ。





エトワール・ローズ0612
エトワール・ローズ
節間が長くまばらに咲くこの品種を、いつもは真っ直ぐ壁に登らせていますが
リング支柱に誘引して集合した花で見るのは実は初めて。




濃色versicolor 0612
濃色バーシカラー
やはり今年も濃い目の方が先に咲きました。
昨年感じた「濃色は淡色の交雑じゃないか」の疑惑はまだ解けていません。
濃色の実生からは両方出るようです。

 


仰天0612
仰天
春先から調子を落としていた仰天が咲き始めました。
(実はウイルス罹患の疑いあり。隔離中。)
5月からはまともな葉が出るようになりましたが…。




茜の壺(選)0612
茜の壺から選抜 桃赤口白
netで画像検索しても判りますが、
茜の壺と呼ばれている品種には内外同色の個体と
内側が白い個体とが混在しております。

販売業者はラベルを信じるしかないので仕方ないとしても
生産者こそ品種の管理を厳正にすべきだったと思います。
まあこの品種名と言うのも正式に登録されたものではなく
「通り名」に過ぎませんけど。




ペール・シャドー0612
ペール・シャドー
自作実生。昨年初開花。ソシアリスのOPでかすれた薄紫。
蔓性でソシアリスの面影はありません。
我が庭ではあまり出ない正紫系なのでローカル・ルールで一応アリにしています。




Tea Party 1号0612
Tea Party 4号
texensis譲りの明度の高い赤の発色が安定してきました。
開花して日を経るごとに赤が濃くなるのも面白い性質です。
(普通は褪色して薄くなるか、逆に赤黒くなるもの多し。)




オーキッド・ピンク0608
オーキッド・ピンク
~ピンクというイメージではなくなりつつあります。
くすんだ感じは取れてきたのですが、内側が濃色になって
印象が変わってしまいました。(薄赤紫?)




59号0612
ピッチェリ59号
今では珍しい方になってしまった青紫系のピッチェリ。
コンパクトデジカメで撮ると、いつも必ず青味が飛んで赤紫っぽく写ります。
肉眼では青紫なんですけど…。




ピッチェリ実生NN0612
ピッチェリ実生 ノーネーム
なにやら栽培棚の隅でドエライ派手な色で目を引く蕾あり。
今季初開花のピッチェリ(及川)実生でした。

発色にムラがあり(ウドンコ?=消毒済)、
まだきちんと開ききっていないですが、色が鮮赤です。

急に鉢の置き場を変える現金な私です。




コアクティリス果球0608
コアクティリス果球
最後はちょっと怪しい果球です。

咲き終わって花弁が散った後のめしべは
受粉していないといつまでも筆のような形のままで、やがて萎れていきます。

咲いた後、花弁が外れそうな花があったので
軽い遊び感覚でチェリー・リップの花粉をこすりつけてみました。
すると2~3日して突然筆の穂先が展開して果球になり始めたのです。

既に自然受粉していたのだろうとまあふつう考えますが、
同じ株の他の花は筆のままなので迷います。
それにめしべの受粉適期はとっくに過ぎていると考えるのが常識ですよね。

なんであれこの果球が熟したら播いてみようと思っています。
育種家としては非科学的(不確実性)で感心できないと言われそうですが…。





2016.06.08 自宅で延長戦
いよいよ梅雨に入りました。
あふれ返っていたガレージ仮置き40鉢を
何とか元の栽培棚へ収納しました。

OP採種を約束した品種はいじらずそのままに、
自作実生の6号の殆どは支柱を外して強剪定。
「壺の壁」用の固定支柱を再設営して
いつものよじ登りサバイバルをしてもらうことにしました。



無理やり収納0608
鉢間をなるべく空けたつもりですがかなりの圧縮陳列。
通風が悪そうで、ウドンコ要警戒です。


今日は展示会出品が間に合わなかった居残り組の開花記録をいくつか。




ロウグチ0608
ロウグチ
我家で唯一残した樹木、サザンカ「富士の峰」に登っています。
(鉢植えですが栽培棚から伸びてきました。生育旺盛です。)




スカーレット0608
スカーレット
いつもより遅れて咲き始めました。ガレージ待機の出品鉢たちに比べて
元ある場所に居続けた鉢はどれも発色が良好です。
そういうもんなんですねえ。




カルーレア0608
カルーレア・ラグジュリアンス
正確には蕾で出品、蕾で戻った鉢です。
やっと息を吹き返した風情であまり元気がありません。
このところの梅雨空に少し落ち着いたようです。




赤仰天0608
赤仰天
春の芽出しの勢いはどこへやら…です。
一度立ち枯れてから復活してきました。
リップの反転の乱れる癖が株が成熟してやっと直ってきたようです。




カイウ0608
カイウ
いつもの暴れん坊の登場です。
いまはまだ序の口。




ビエネッタ0608
ビエネッタ
日当たりの悪い一隅に咲き続けています。
壺専の庭に残るかつての品種ハンター時代の名残です。



壺系40鉢を中心にビチセラ系数鉢を加えて出品しました。
他の会員さんが頑張ってくれて、揃えてみれば
全部で150鉢の立派な遅咲きクレマチス展となりました。

会期が短く告知も万全ではなかったものの
会の歴史始まって以来の遅咲きクレマチス展を
無事開催できたことを感謝し喜びたいと思います。

ありがとうございました。お疲れ様でした。


咲いたのを持ち込んで会期末を待たず散ったのや
蕾で持ち込み蕾で帰る出遅れ組もある中、
会場に運んでから咲き始めた鮮度の良いものとか、
ジャストタイミングの花はギャラリーもよくご存知です。




ジェルスカ1号0531
ジェルスカ1号
1号から5号まで全部出しましたが花が散ったのあり、褪色したのあり。
この1号が一番整っていたかな(最終日撮影)



ジェルスカ4号0531
ジェルスカ4号
同じ果球から生まれた兄弟(姉妹?)ですが同じものはありません。



ジェルスカ5号0531
ジェルスカ5号
これだけ日が当たっていて実際より赤っぽいです。



ソフィー0528
ソフィー
前期(4月30日~5月8日)から続いての出品。
次々と蕾があがり、花が途切れませんでした。



Fujiko0528.jpg
Fujiko
最終日(今日)撮影。さすがにくたびれて先端の緑が褪色しました。
それまでは会員さんの間ではウケが良かったです。



ボルドーの壺0528
ボルドーの壺
後から咲く花ほど赤黒味を増してきました。



Green Tip 0528
グリーン・チップ
次の蕾が間に合わず、期間中1輪で勤めあげました。



ホボアカ0531
ホボアカ
ボルドーの壺 実生 昨年の初花より発色が安定しました。



及川ビオルナ0528
ビオルナ(及川濃色)
及川さんのビオルナは濃淡2色の変異があります。
(配色はどちらも gradated bi-color です。)



マダム・ジュリア・コレボン0531
ビチセラ "マダム・ジュリア・コレボン"
準備日に陳列する時には蕾でしたが、
展示初日からキッチリ咲いてくれました。

ビチセラ系は花がたくさん着くので艶やかですね。




2016.05.12 咲き始めた!
日曜日に展示会が終わり
翌月曜日に出品鉢が帰ってきました。

そのあと棚卸し第2回をする予定でしたが
雨が降ったり所用があったりで延び延びになっております。



帰って来たCherry Lip0509
帰って来たCherry Lip
coactilisが留守中に咲き終わってしまったので
撮影後に咲いている花数個を摘んで丸ごと冷凍しました。
coactilisの2番花を待とうと思います。




戻って来た鉢は一応元の定位置に収めました。
留守中そこで日光浴していた後期展示組が
あぶれてガレージベタ置き団に合流。
一大勢力となってきました。

その中についに咲いてしまうものが出てきました。



咲き始めたCreamy Pink0511
クリーミー・ピンク  例年より赤味が濃く出ています。
少しづつ褪色してクリーミー・ピンクになるはずですが…。




咲き始めたtexensis Red0511
テキセンシス・レッド
強勢で花数も多いですが、葉の数も多く
支柱をぐるぐる廻しているうちにかなり混み合ってきました。




咲き始めたボルドーの壺0511
ボルドーの壺
赤ワインのような暗赤色の系統のはずですが
レティキュラータ・レッドに似た赤味の強い色で出ています。
置場がもう少し弱光の方がよかったかな?




形が整ってきた豆桜0508
形が整ってきた 豆桜
次々と腋蕾も咲き進んでこれは会期前に咲き終わってしまいそうです。




ヴィタル・ヴィオレ0508
ヴィタル・ヴィオレ  アディソニー風の葉を持つ 紫の上実生
花は紫の上とほぼ同じ。
葉の形、木立性などアディソニーとの関連を想像されますが、
何の確証もありません。
まだ株が若いので安定するまで様子を見た方がいいでしょう。




色濃い目のラベンダー・アディ0507
ラべンダー・アディ  今年は色が濃い目に発現
しっかり日に当てると花の色が濃くなるようです。
去年までの置場は半日陰に近かったので薄かったのか。
まあこのままでも少しづつ褪色してラベンダーになっていくみたい。




Fujiko0507_201605121912064b0.jpg
Fujiko
おぼろツートン緑口の一員。
花型からビオルナとしております。小粒ですが優品です。




Fujiko0511.jpg
Fujikoの後頭部
後頭部は普通では美の審査の対象にはなりません。
でも不思議な存在感があります。
画像に少しはその雰囲気が感じられるでしょうか。

リップのグリーンが幻想的。
ピントの合った中央の花より、周りのピンボケの花の方が
イメージが掴みやすいかな? 緑が光ってるでしょう。

このところこの配色にハマってます。いいですねえ。


追記 ツートンという言い方が古くてダサいので、
    この際今流行のbi-colorに表現を変えることにしました。

     gradated bi-color "Fujiko"


2016.05.08 収拾不能
5月8日に会期を終え(翌日)鉢が帰ってきます。
それに備えて置場を確保しなければなりません。


わずか13鉢のことですから
元から置いてあった場所に戻せばいいと思うところですが
今年は事情が違いました。

例の後期遅咲き展示会出品候補を
初めギッシリと棚に収めていたものが
(生長と誘引、さらに通風と採光のため)倍くらいにふくらんで
留守の間に置場を占拠、さらに拡大中なのです。




一時避難0508

やむなくガレージの右半分にベタ置きすることにしました。
コンクリートなのでネマトーダの心配はなかろうでしょう。
(これでやっと予定の半分=30鉢です。)


さらに困ったことに(判っていたことではありますが)
出品予定の鉢がポツポツと咲き始めてきたのです。

蕾があがらないと気を揉んでるなか
今度は会期前に咲き終わりそうな心配まで増えて
いったい何鉢が揃うのかまるで読めず混沌としてきました。



それと
ガレージに並べた鉢を見ているうちに
これが一旦展示会に出て、終わった後戻ってくる時のことを
まるで考えていなかったことに気づきました。
ここまでふくらんだものをいったいどこに置くのか?

ひと鉢ごとに支柱を立て誘引したので
このままでは従来の「壺の壁」方式がとれません。
戻るや否や支柱を外し強剪定して棚に並べ直すしかない…?。

すると今年の交配計画は全面的に見直しせざるをえません。
なにかうまい方法はないか思案中です。



既に満開を過ぎた鉢を外し、代役を選び直して
10鉢ばかりを展示会に送り出しました。

いつもなら棚が空いてスカスカしているはずですが
今年は違います。
28日から始まる第2回戦(遅咲きクレマチス展)に向かって
出品準備中(現在も誘引作業中)の鉢たちが控えております。





生育途上
鋭意生育中

これらは開花時期が遅いため今まで展示会に出たことがなく
いわばデビュー戦(初お目見え)となるわけです。


あと4週間後に花がドンピシャに咲くか…は、
なにぶん未経験ゆえさっぱり自信がありません。
そこで不安を抱えつつ事前棚卸しの1回目を行なってみました。

〇は生育順調で現在蕾が見え始めているもの
△は生育順調 しかしまだ蕾が見えないもの
×は立ち枯れや生育不良で着蕾が望めないものまたは枯死

5月1日現在
〇=21
△=37
×=20

う~ん、予想以上に出来がよろしくありません。

特に×が異常に多いのは、春先から頻発している生育障害によるものです。
昨秋植替えした自作実生苗の開花株たちが軒並みやられました。
今回の展示の目玉にしようと目論んでいたのが大誤算です。

残り4週間でどの程度回復するか、ちょっと見当が立ちません。
全部が全部思い通りにはいかないのは勿論織り込み済みで
支柱を立て誘引を始めた78鉢のうち脱落率20%でも
約60鉢は出品できる算段でしたが、
今のところ△の全部が開花したとしてもやっと58です。

次は5月10日に2回目の着蕾調査をする予定です。



気分を変えて遅咲き展出品予定組の蕾と開花の画像をいくつか。

ボルドー壺0502
ボルドーの壺



ブルゴーニュ壺0502
ブルゴーニュの壺



crispa 赤紫0502
クリスパ赤紫実生
母種のクリスパが赤紫で、実生もこんな赤なのは
まず母種が交雑なのだろう思われます。
花型はクリスパ型。葉に網目模様はありません。




socialis実生0502
ソシアリス実生
こちらもOPです。蔓性でこの花色では母種ソシアリスの面影はありません。
強いて言うと、花筒がリップより淡色、横向きに咲く、あたりでしょうか。




豆桜0502
豆桜
これは自作実生ではなく購入品からの選抜。
肉厚で花型はやや寸の詰まったビオルナ型。
ピンクの発色が面白いので我庭内レベルでの命名品種としました。




Twilight Shade 0502
トワイライト・シェード  桃の君実生

今回の遅咲き展示会の目玉にしようと思っていた自作実生群のひとつ。
このところ私が盛んに言っている「おぼろツートン緑口」の新作です。
桃の君譲りの木立性でやや矮性です。
気に入っております。



2016.04.21 開花始まる
展示会は4月30日スタート5月8日まで。
今年はGWをほぼカバーしての開催です。

展示会に合わせて開花を調整するのがなかなか難しく、
毎年この準備期間は出品者を大いに悩ませます。

初日に間に合わず蕾で出品するくらいはまだ良いとして、
咲き切ってしまってはリストから外すほかありません。
植物だって生き物ですから、人の勝手な都合に合わせてはくれません。
一旦入ってしまったスイッチは途中では止められないのです。

ということで、栽培家の思惑など関係なく次々と咲き始めました。





レティキュラータhyb0420
レティキュラータ hyb.
購入時のラベルではレティキュラータとなっており(それだからこそ買ったのに)
咲いてみると限りなくクリスパ風の花型・花色なので、
???ながらやむなく自己判断で hybrid とさせて頂きました。




玉かずら0420
玉かずら
最初の一輪目は花型が寸足らずのことが多く、発色も不安定です。
年々開花が早くなるクセがあり、馴化が進んでいる??

新蔓をまっすぐ伸ばせば約40㎝で着蕾、腋芽(蕾)共々伸びながら
80~100㎝で開花するという習性(パターン)です。




藤かほり0420
藤かほり
品種名を持つ壺型では古い方になりました。

壺型の(市販される)有名品種はやはり挿し木で増殖されているのでしょうか。
プロにはプロのやり方があるのだろうなあ。
(実生では親と同じものが出る保証はないですから。)




紫の上0420
紫の上
私の所の実生はOPですが比較的親似が出やすいようです。
中には蔓性になったりしますが花はどれもよく似ています。

挿し木のできる壺型の基として甚だ有望ではありますが、
花色のバリエーションが課題です。




空蝉0420
空蝉
生産者の苗場のOP実生選抜らしいのですが、
どういう掛け合わせか想像できるような、できないような。

この草姿で花色の鮮明なものが出てくれば申し分なしですが…。
F1(第一代)で全てを満たすのは欲が深すぎるか?




淡雪の君0420-01
淡雪の君
挿木苗2年で開花しました。
開花当日でまだフリルが展開していません。


淡雪の君0420-02
淡雪の君 別角度で。
この位置から見ると、この淡雪の君もあの「淡紫おぼろツートン・緑口」の
発色パターンであることがわかります。

蕾が見え始めたら、花首が曲がらないように気をつけつつ、
半日陰に移動した方がよろしい。
その方がこの品種の場合観賞価値が高まります。
強日射下ではすぐに褪色してしまい、魅力を発揮できません。
(ちょっと面倒くさいですが。)