2016.06.08 自宅で延長戦
いよいよ梅雨に入りました。
あふれ返っていたガレージ仮置き40鉢を
何とか元の栽培棚へ収納しました。

OP採種を約束した品種はいじらずそのままに、
自作実生の6号の殆どは支柱を外して強剪定。
「壺の壁」用の固定支柱を再設営して
いつものよじ登りサバイバルをしてもらうことにしました。



無理やり収納0608
鉢間をなるべく空けたつもりですがかなりの圧縮陳列。
通風が悪そうで、ウドンコ要警戒です。


今日は展示会出品が間に合わなかった居残り組の開花記録をいくつか。




ロウグチ0608
ロウグチ
我家で唯一残した樹木、サザンカ「富士の峰」に登っています。
(鉢植えですが栽培棚から伸びてきました。生育旺盛です。)




スカーレット0608
スカーレット
いつもより遅れて咲き始めました。ガレージ待機の出品鉢たちに比べて
元ある場所に居続けた鉢はどれも発色が良好です。
そういうもんなんですねえ。




カルーレア0608
カルーレア・ラグジュリアンス
正確には蕾で出品、蕾で戻った鉢です。
やっと息を吹き返した風情であまり元気がありません。
このところの梅雨空に少し落ち着いたようです。




赤仰天0608
赤仰天
春の芽出しの勢いはどこへやら…です。
一度立ち枯れてから復活してきました。
リップの反転の乱れる癖が株が成熟してやっと直ってきたようです。




カイウ0608
カイウ
いつもの暴れん坊の登場です。
いまはまだ序の口。




ビエネッタ0608
ビエネッタ
日当たりの悪い一隅に咲き続けています。
壺専の庭に残るかつての品種ハンター時代の名残です。



壺系40鉢を中心にビチセラ系数鉢を加えて出品しました。
他の会員さんが頑張ってくれて、揃えてみれば
全部で150鉢の立派な遅咲きクレマチス展となりました。

会期が短く告知も万全ではなかったものの
会の歴史始まって以来の遅咲きクレマチス展を
無事開催できたことを感謝し喜びたいと思います。

ありがとうございました。お疲れ様でした。


咲いたのを持ち込んで会期末を待たず散ったのや
蕾で持ち込み蕾で帰る出遅れ組もある中、
会場に運んでから咲き始めた鮮度の良いものとか、
ジャストタイミングの花はギャラリーもよくご存知です。




ジェルスカ1号0531
ジェルスカ1号
1号から5号まで全部出しましたが花が散ったのあり、褪色したのあり。
この1号が一番整っていたかな(最終日撮影)



ジェルスカ4号0531
ジェルスカ4号
同じ果球から生まれた兄弟(姉妹?)ですが同じものはありません。



ジェルスカ5号0531
ジェルスカ5号
これだけ日が当たっていて実際より赤っぽいです。



ソフィー0528
ソフィー
前期(4月30日~5月8日)から続いての出品。
次々と蕾があがり、花が途切れませんでした。



Fujiko0528.jpg
Fujiko
最終日(今日)撮影。さすがにくたびれて先端の緑が褪色しました。
それまでは会員さんの間ではウケが良かったです。



ボルドーの壺0528
ボルドーの壺
後から咲く花ほど赤黒味を増してきました。



Green Tip 0528
グリーン・チップ
次の蕾が間に合わず、期間中1輪で勤めあげました。



ホボアカ0531
ホボアカ
ボルドーの壺 実生 昨年の初花より発色が安定しました。



及川ビオルナ0528
ビオルナ(及川濃色)
及川さんのビオルナは濃淡2色の変異があります。
(配色はどちらも gradated bi-color です。)



マダム・ジュリア・コレボン0531
ビチセラ "マダム・ジュリア・コレボン"
準備日に陳列する時には蕾でしたが、
展示初日からキッチリ咲いてくれました。

ビチセラ系は花がたくさん着くので艶やかですね。




2016.05.12 咲き始めた!
日曜日に展示会が終わり
翌月曜日に出品鉢が帰ってきました。

そのあと棚卸し第2回をする予定でしたが
雨が降ったり所用があったりで延び延びになっております。



帰って来たCherry Lip0509
帰って来たCherry Lip
coactilisが留守中に咲き終わってしまったので
撮影後に咲いている花数個を摘んで丸ごと冷凍しました。
coactilisの2番花を待とうと思います。




戻って来た鉢は一応元の定位置に収めました。
留守中そこで日光浴していた後期展示組が
あぶれてガレージベタ置き団に合流。
一大勢力となってきました。

その中についに咲いてしまうものが出てきました。



咲き始めたCreamy Pink0511
クリーミー・ピンク  例年より赤味が濃く出ています。
少しづつ褪色してクリーミー・ピンクになるはずですが…。




咲き始めたtexensis Red0511
テキセンシス・レッド
強勢で花数も多いですが、葉の数も多く
支柱をぐるぐる廻しているうちにかなり混み合ってきました。




咲き始めたボルドーの壺0511
ボルドーの壺
赤ワインのような暗赤色の系統のはずですが
レティキュラータ・レッドに似た赤味の強い色で出ています。
置場がもう少し弱光の方がよかったかな?




形が整ってきた豆桜0508
形が整ってきた 豆桜
次々と腋蕾も咲き進んでこれは会期前に咲き終わってしまいそうです。




ヴィタル・ヴィオレ0508
ヴィタル・ヴィオレ  アディソニー風の葉を持つ 紫の上実生
花は紫の上とほぼ同じ。
葉の形、木立性などアディソニーとの関連を想像されますが、
何の確証もありません。
まだ株が若いので安定するまで様子を見た方がいいでしょう。




色濃い目のラベンダー・アディ0507
ラべンダー・アディ  今年は色が濃い目に発現
しっかり日に当てると花の色が濃くなるようです。
去年までの置場は半日陰に近かったので薄かったのか。
まあこのままでも少しづつ褪色してラベンダーになっていくみたい。




Fujiko0507_201605121912064b0.jpg
Fujiko
おぼろツートン緑口の一員。
花型からビオルナとしております。小粒ですが優品です。




Fujiko0511.jpg
Fujikoの後頭部
後頭部は普通では美の審査の対象にはなりません。
でも不思議な存在感があります。
画像に少しはその雰囲気が感じられるでしょうか。

リップのグリーンが幻想的。
ピントの合った中央の花より、周りのピンボケの花の方が
イメージが掴みやすいかな? 緑が光ってるでしょう。

このところこの配色にハマってます。いいですねえ。


追記 ツートンという言い方が古くてダサいので、
    この際今流行のbi-colorに表現を変えることにしました。

     gradated bi-color "Fujiko"


2016.05.08 収拾不能
5月8日に会期を終え(翌日)鉢が帰ってきます。
それに備えて置場を確保しなければなりません。


わずか13鉢のことですから
元から置いてあった場所に戻せばいいと思うところですが
今年は事情が違いました。

例の後期遅咲き展示会出品候補を
初めギッシリと棚に収めていたものが
(生長と誘引、さらに通風と採光のため)倍くらいにふくらんで
留守の間に置場を占拠、さらに拡大中なのです。




一時避難0508

やむなくガレージの右半分にベタ置きすることにしました。
コンクリートなのでネマトーダの心配はなかろうでしょう。
(これでやっと予定の半分=30鉢です。)


さらに困ったことに(判っていたことではありますが)
出品予定の鉢がポツポツと咲き始めてきたのです。

蕾があがらないと気を揉んでるなか
今度は会期前に咲き終わりそうな心配まで増えて
いったい何鉢が揃うのかまるで読めず混沌としてきました。



それと
ガレージに並べた鉢を見ているうちに
これが一旦展示会に出て、終わった後戻ってくる時のことを
まるで考えていなかったことに気づきました。
ここまでふくらんだものをいったいどこに置くのか?

ひと鉢ごとに支柱を立て誘引したので
このままでは従来の「壺の壁」方式がとれません。
戻るや否や支柱を外し強剪定して棚に並べ直すしかない…?。

すると今年の交配計画は全面的に見直しせざるをえません。
なにかうまい方法はないか思案中です。



既に満開を過ぎた鉢を外し、代役を選び直して
10鉢ばかりを展示会に送り出しました。

いつもなら棚が空いてスカスカしているはずですが
今年は違います。
28日から始まる第2回戦(遅咲きクレマチス展)に向かって
出品準備中(現在も誘引作業中)の鉢たちが控えております。





生育途上
鋭意生育中

これらは開花時期が遅いため今まで展示会に出たことがなく
いわばデビュー戦(初お目見え)となるわけです。


あと4週間後に花がドンピシャに咲くか…は、
なにぶん未経験ゆえさっぱり自信がありません。
そこで不安を抱えつつ事前棚卸しの1回目を行なってみました。

〇は生育順調で現在蕾が見え始めているもの
△は生育順調 しかしまだ蕾が見えないもの
×は立ち枯れや生育不良で着蕾が望めないものまたは枯死

5月1日現在
〇=21
△=37
×=20

う~ん、予想以上に出来がよろしくありません。

特に×が異常に多いのは、春先から頻発している生育障害によるものです。
昨秋植替えした自作実生苗の開花株たちが軒並みやられました。
今回の展示の目玉にしようと目論んでいたのが大誤算です。

残り4週間でどの程度回復するか、ちょっと見当が立ちません。
全部が全部思い通りにはいかないのは勿論織り込み済みで
支柱を立て誘引を始めた78鉢のうち脱落率20%でも
約60鉢は出品できる算段でしたが、
今のところ△の全部が開花したとしてもやっと58です。

次は5月10日に2回目の着蕾調査をする予定です。



気分を変えて遅咲き展出品予定組の蕾と開花の画像をいくつか。

ボルドー壺0502
ボルドーの壺



ブルゴーニュ壺0502
ブルゴーニュの壺



crispa 赤紫0502
クリスパ赤紫実生
母種のクリスパが赤紫で、実生もこんな赤なのは
まず母種が交雑なのだろう思われます。
花型はクリスパ型。葉に網目模様はありません。




socialis実生0502
ソシアリス実生
こちらもOPです。蔓性でこの花色では母種ソシアリスの面影はありません。
強いて言うと、花筒がリップより淡色、横向きに咲く、あたりでしょうか。




豆桜0502
豆桜
これは自作実生ではなく購入品からの選抜。
肉厚で花型はやや寸の詰まったビオルナ型。
ピンクの発色が面白いので我庭内レベルでの命名品種としました。




Twilight Shade 0502
トワイライト・シェード  桃の君実生

今回の遅咲き展示会の目玉にしようと思っていた自作実生群のひとつ。
このところ私が盛んに言っている「おぼろツートン緑口」の新作です。
桃の君譲りの木立性でやや矮性です。
気に入っております。



2016.04.21 開花始まる
展示会は4月30日スタート5月8日まで。
今年はGWをほぼカバーしての開催です。

展示会に合わせて開花を調整するのがなかなか難しく、
毎年この準備期間は出品者を大いに悩ませます。

初日に間に合わず蕾で出品するくらいはまだ良いとして、
咲き切ってしまってはリストから外すほかありません。
植物だって生き物ですから、人の勝手な都合に合わせてはくれません。
一旦入ってしまったスイッチは途中では止められないのです。

ということで、栽培家の思惑など関係なく次々と咲き始めました。





レティキュラータhyb0420
レティキュラータ hyb.
購入時のラベルではレティキュラータとなっており(それだからこそ買ったのに)
咲いてみると限りなくクリスパ風の花型・花色なので、
???ながらやむなく自己判断で hybrid とさせて頂きました。




玉かずら0420
玉かずら
最初の一輪目は花型が寸足らずのことが多く、発色も不安定です。
年々開花が早くなるクセがあり、馴化が進んでいる??

新蔓をまっすぐ伸ばせば約40㎝で着蕾、腋芽(蕾)共々伸びながら
80~100㎝で開花するという習性(パターン)です。




藤かほり0420
藤かほり
品種名を持つ壺型では古い方になりました。

壺型の(市販される)有名品種はやはり挿し木で増殖されているのでしょうか。
プロにはプロのやり方があるのだろうなあ。
(実生では親と同じものが出る保証はないですから。)




紫の上0420
紫の上
私の所の実生はOPですが比較的親似が出やすいようです。
中には蔓性になったりしますが花はどれもよく似ています。

挿し木のできる壺型の基として甚だ有望ではありますが、
花色のバリエーションが課題です。




空蝉0420
空蝉
生産者の苗場のOP実生選抜らしいのですが、
どういう掛け合わせか想像できるような、できないような。

この草姿で花色の鮮明なものが出てくれば申し分なしですが…。
F1(第一代)で全てを満たすのは欲が深すぎるか?




淡雪の君0420-01
淡雪の君
挿木苗2年で開花しました。
開花当日でまだフリルが展開していません。


淡雪の君0420-02
淡雪の君 別角度で。
この位置から見ると、この淡雪の君もあの「淡紫おぼろツートン・緑口」の
発色パターンであることがわかります。

蕾が見え始めたら、花首が曲がらないように気をつけつつ、
半日陰に移動した方がよろしい。
その方がこの品種の場合観賞価値が高まります。
強日射下ではすぐに褪色してしまい、魅力を発揮できません。
(ちょっと面倒くさいですが。)





2016.04.10 今季開花第1号
今シーズンの開花第1号はコアクティリスでした。
今日最初の一輪が開きました。
内側が濃い緑色をしています。清々しいです。

今年はいつもより萌芽が遅くヤキモキしましたが
咲いてみれば一番乗りでした。
例年トップの紫の上が明日にでも口を切りそうな気配ですが
ハナ差で抑えました。

草姿全体が寒冷地仕様ですので
もともとが早咲きなのかも知れません。




coactilis0410.jpg
コアクティリス4月10日


coactilis410n.jpg
草姿全景
鉢はアップルウエアのナーセリーポットA-230です。
一応日本の号数換算で計算上は7号半。見た目8号といったところです。

このメーカーの鉢サイズはインチ刻みなのか、日本の号数表示がはまりません。
(そして私の知る限りでは最も安価です。)
自分から暴露しなければ、見た目のチープ感は全然ありません。
愛用しています。



今朝棚を見回っていたら早くもウドンコ病が発生していました。
「えー、もう!?」
確かに日中は20℃を越える日が多くなりましたから
もうそろそろではあったのです。




どひゃ!0408

そこで急遽消毒を行ないました。
オンリーワンフロアブル+モスピランの殺菌・殺虫混合です。
どちらも私のご指定銘柄で浸透移行性薬剤です。
夕方にはナメクジ誘殺剤も散布する予定です。

蔓の伸びが活発になってきました。
誘引が忙しい。
しかも先端に蕾を抱えているものが意外に多い。



藤かほり0408
藤かほり


紫の上0408
紫の上

展示会出荷まであと3週間もあるというのに
それまでに咲いて散ってしまいそうです。

桃の君やチェリー・リップは高さも90㎝支柱を越えそうなので
いっそ頂生花は咲いた後に摘んで、
2段目以降の蕾でタイミングを計るのが賢策のようです。



coactilis-01 0408
コアクティリス

一番早い蕾ははやくも下垂して開花直前です。
後から後から次々と蕾が挙がるので見ごろは2週後あたりでしょうか。
最初の開花が一段落すると次の二番花まで少し間があくので
運が悪ければ花無しで展示会突入か?。



coactilis-02 0408
コアクティリス(挿し木)

挿木増殖の第一号がここまで大きくなりました。
例の地中花の株です。
まともな新芽が2本立ち、それぞれが腋芽を2本づつ伸ばして
株立ちになろうとしています。

これと親株のどちらかが咲いていれば
コアクティリスを母株とした実生でいろいろトライできそうです。

ただ肝心の花粉親がこぞって出張にいってしまっては
折角のチャンスが実りません。
いずれにしても今年の主題になりそうです。



冬に地上部が全て枯れる系統(壺型、インテ系など)では
春のシーズンは地上に芽が出たところから始まり、
蔓の伸長と共に誘引が始まります。

冬の間に誘引して春の萌芽を待つ大輪系とは
作業の工程がまるで違います。
(毎年リセットできるのが一番のメリットなんですけど。)

今年は何が原因なのか、生長の不揃いが特に目立ちます。
遅いものはどうやら根腐れの気配が濃厚で、
一旦出かかった芽が黒ずんで溶けたようになるものが連発しています。

一部は既に再植替えを強行しましたが、
症状が出たものは対策しても回復は遅いです。
また根はまずまず正常で、茎の付け根が黒変して芽が溶けたものもあり
多重の病原菌の蔓延も疑われます。

鉢の中の芽の半数が消え、残り半分が正常(?)に生育しているのもあります。
油断できない感じです。


とは言え季節は待ってはくれません。
蔓が暴れるに任せていた去年までとは違い、
今年は行儀よく鉢の中で正座して貰わなければなりません。
即ち、誘引です。




誘引✖
伸びたばかりの柔らかい蔓ですから引っ張るのは厳禁。
初めはそっと支柱に沿わせてクセつけからです。
そこで誘引クリップの使い方にご注意。
蔓に対しこの角度で留めるとクセがついてくれません。



誘引〇
曲げる方向にクリップをスライド(周回)させながら
蔓の先端を次の支柱の方へと誘導します。
このとき強引にやるとポキッまたはプチッとなりますから
1~2日かけてゆっくりと慣らしていきます。



クセつけ誘引
こんな感じ。
万一折れたり千切れてもすぐ下の節から新しい蔓が伸びますので
いちいち気落ちすることはありません。
(これは言い訳です。)

ただそれも今の時期だけのこと。
今月も中旬以降になると着蕾が間に合いませんから。



ついでに蔓が次の支柱に届かないとき。
 →原則 誘引を日延べする。
ギリギリ届きそう。
 →クリップで迎えに行く。

寸足らずの蔓を迎えに行く
かくの如し。
あまりオススメはしません。
自己責任でお願いします。



紫の上0402
木立性(非蔓性)の品種は
誘引をすると草姿が自然ではなくなるので
全体をリングの内側に収めるだけです。




その他の苗の様子など

霞の君挿木苗0402
芯止まりした霞の君挿木苗
一段下の左右の腋芽が直ちに出動態勢に入りました。



コアクティリス実生0402
コアクティリス実生群
後から芽が出た方が急成長してきました。



実生苗群0402
3~3.5号から5号(一部6号)に植替えた実生苗群
今季開花が見込める程に生長してきました。
OP実生ですので何が咲くのか判りません。
母種もクリスパ、ビオルナ、ピッチェリなどいろいろ。
蕾がつくのを待っております。


暖かかったり寒かったり、晴れたり降ったり、
はたまた所用に紛れて、遅れておりました植替えの残りを
急ピッチでこなしております。

「暑さ寒さも彼岸まで」のとおり、もう桜の情報が伝わってきました。
芽が動けば根も動く。
植替えが思わぬダメージになることもあるので、ぐずぐずしてはおれません。
植替えが遅れれば、施肥も消毒も、伸び始めた蔓の誘引も
全部が遅れてしまいます。
去年もそうして植替えに乗り遅れた鉢が相当数出ておりました。


今年はそんな訳には参りません。
開花見込みの株は根こそぎさらえて展示会に送り出すことになりました。
定例の本会期に加えて5月末に遅咲きの展示会を初開催することになったのです。

いつものGW本番は出品する会員さんも多く、展示がすこぶる盛大ですので
私も例年壺ばかり10鉢ほどの出品でお茶を濁しておりましたが、
新企画の遅咲き展示会は言い出しっぺの責任もあり
(出せるのは壺ばかりですが)原種・市販品種約30品種に
自作実生開花株約30種を加えて約60鉢の構想で備えております。

壺系にとって5月末は開花時期としては良好ですが、品種の特性や個体差もあり
開花の時期が合わないものを外しても最低50鉢はと気負っておりますが
そもそも主旨は壺型の展示会ではないので、なんでこんなに偏っているのかと
お叱りを戴きそうな心配もあります。

そこはほかの会員さんにお願いをして・・・、遅咲き大輪、ビチセラ系、インテ系など
よろしくお願いしますね。ホント!
(でも、たぶんこのブログ見てないだろうなあ・・・)




さて、そんなこんなの今日この頃。
小庭の様子です。


s-植替え追込み中
植替え追込み中
今年新規の支柱は妙に色がケバくて・太くて違和感アリアリです。
でもコストパフォーマンスが最優先。 90㎝、75㎝の2種あり 各3本一組100円(+税)
リングは自作または手持ち支柱の再生品でまかないました。



s-芽の伸長を待つ
芽が伸びたらすかさず誘引クリップでクセつけする態勢です。
日々要観察です。



s-霞の君挿木苗
霞の君
挿木2年目の苗が勢いよく芽生えてきました。
もう蕾を持っているかもしれません。
挿木苗は開花株になるのが実生苗に比べて早いので生産効率は高いです。
親と全く同じものが得られます。



s-coactilis挿木成株
コアクティリス挿木2年苗(開花株)
やっと地下からまともな芽が2つ伸びてきました。大安心!

左は開花後の花梗。花殻を摘み取った後に両腋芽(多分つぼみ)が膨らんでいます。
さらにもう一段下の節の腋芽も膨らみ始めています。
どこまでも咲こうとする執念のようなものをを感じます。なんだかコワー!



s-coactilis親株
コアクティリス親株
今年は芽が出るのが妙に遅く、実はソワソワしていました。
まさか枯れたんじゃないのか、と心配し始めていたところでした。
まずは一安心。



s-coactilis実生
コアクティリス実生苗(最も生育の良い個体)
昨秋に実生幼苗を鉢上げしたのがまだ早過ぎたようで、
殆どが冬越しに失敗してしまいました。
28個のうち今日までに発芽したのが4鉢と惨敗。
あせってはダメですね。

去年の種子はOPの早採り早播きで同年夏に発芽でしたが、
今年はちゃんと交配種子で(年内発芽しても)最低1年は播種床で生育させるよう
肝に銘じたいと思います。