冬に地上部が全て枯れる系統(壺型、インテ系など)では
春のシーズンは地上に芽が出たところから始まり、
蔓の伸長と共に誘引が始まります。

冬の間に誘引して春の萌芽を待つ大輪系とは
作業の工程がまるで違います。
(毎年リセットできるのが一番のメリットなんですけど。)

今年は何が原因なのか、生長の不揃いが特に目立ちます。
遅いものはどうやら根腐れの気配が濃厚で、
一旦出かかった芽が黒ずんで溶けたようになるものが連発しています。

一部は既に再植替えを強行しましたが、
症状が出たものは対策しても回復は遅いです。
また根はまずまず正常で、茎の付け根が黒変して芽が溶けたものもあり
多重の病原菌の蔓延も疑われます。

鉢の中の芽の半数が消え、残り半分が正常(?)に生育しているのもあります。
油断できない感じです。


とは言え季節は待ってはくれません。
蔓が暴れるに任せていた去年までとは違い、
今年は行儀よく鉢の中で正座して貰わなければなりません。
即ち、誘引です。




誘引✖
伸びたばかりの柔らかい蔓ですから引っ張るのは厳禁。
初めはそっと支柱に沿わせてクセつけからです。
そこで誘引クリップの使い方にご注意。
蔓に対しこの角度で留めるとクセがついてくれません。



誘引〇
曲げる方向にクリップをスライド(周回)させながら
蔓の先端を次の支柱の方へと誘導します。
このとき強引にやるとポキッまたはプチッとなりますから
1~2日かけてゆっくりと慣らしていきます。



クセつけ誘引
こんな感じ。
万一折れたり千切れてもすぐ下の節から新しい蔓が伸びますので
いちいち気落ちすることはありません。
(これは言い訳です。)

ただそれも今の時期だけのこと。
今月も中旬以降になると着蕾が間に合いませんから。



ついでに蔓が次の支柱に届かないとき。
 →原則 誘引を日延べする。
ギリギリ届きそう。
 →クリップで迎えに行く。

寸足らずの蔓を迎えに行く
かくの如し。
あまりオススメはしません。
自己責任でお願いします。



紫の上0402
木立性(非蔓性)の品種は
誘引をすると草姿が自然ではなくなるので
全体をリングの内側に収めるだけです。




その他の苗の様子など

霞の君挿木苗0402
芯止まりした霞の君挿木苗
一段下の左右の腋芽が直ちに出動態勢に入りました。



コアクティリス実生0402
コアクティリス実生群
後から芽が出た方が急成長してきました。



実生苗群0402
3~3.5号から5号(一部6号)に植替えた実生苗群
今季開花が見込める程に生長してきました。
OP実生ですので何が咲くのか判りません。
母種もクリスパ、ビオルナ、ピッチェリなどいろいろ。
蕾がつくのを待っております。


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