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2015.05.23 実生の花
実生は個体によって生育に差があり、
発芽2年未満で開花する超早熟もあれば、5年経っても蕾ひとつ挙げないのもいます。
平均すると3年で半数以上が花を着けます。

勿論鉢上げした実生がすべて育つ訳ではありません。
弱いものはいつしか消えていきます。
この歩留りがなかなか曲者でいつも頭を悩ますところです。

アマチュア(=私)は成株も実生もオール一括管理です。用土・灌水・施肥全部一緒に。
しかも完全露地栽培。(プロの生産者はフレームかハウスで育て,絶対雨に当てません。)
危険期間は梅雨期と盛夏の熱帯夜と相場が決まっています。

そういう難関を越えた生き残りが遂に開花に辿りつきます。
しかし初開花から2,3年は花色・花型が安定しません。
花の評価は作り込んでからの方が本当は良いのです。

それでも初開花は育種家・栽培家にとって待ちに待った嬉しいもので、
数年後には全然違ってるかもしれないのに、今咲いている花で評価しがちです。

それをお断りした上で今季の実生の花をいくつか。




Tea Party type1
Tea Party type 1
初期の人工交配品種。タイプ1の咲き始めの姿です。
咲き進むと全体に赤味を増しリップの内側も赤く着色してきます。
初開花の時には紅茶のような色でしたのでティー・パーティと名付けたのですが、
今は澄んだ桃赤になりました。

ティー・パーティは兄弟株が4株あって全部色が違います。
正確にはこの名は交配種群名とすべきもので、
やがて個別の名前で識別できるようにしなければなりません。



ジェルスカ1号
ジェルスカ 1号
これも初期の交配種です。エンジェル×スカーレットでジェルスカ。
兄弟株が5株あり、それぞれが違うためTea Partyの時と同じように今はグループ名扱いです。
1号は壺型としては大輪でピンクが色濃くシャープな花型が特徴です。
これも5色出揃ったら個別に名前を与えようと思っています。



桃の君実生初花-01

桃の君実生初花-02
桃の君OP実生初花
紫のグラデーションがきれいです。桃の君から木立性を受け継ぎました。
赤紫でも青紫でもない純な紫色がこの先安定するかどうかは微妙です。(多分変わるナ…)



紫の上実生 内紫
ソシアリスOP実生 (仮称内紫)
花型も花色もイマイチな印象です。株が若いのに無理して咲いた感じ。
もう少し様子を見ないと判らない、としておきましょう。
ただ、直感的には「才能なし」か「凡人」クラスのような…?。



紫の上実生RP-01
紫の上OP実生 (仮称RP-01)
花はやや大きめ、フリルがあってゆったりと反転します。
クリスパっぽいような、ピッチっぽいような、内外共暗赤紫のダークな花型・花色。
いかにも交雑種らしい出来です。蔓性で生育旺盛。



ところで今年は紫の上の実生画像が妙に多いと思われるでしょうが、
それは昨年1個だけ鉢上げした実生プランターが紫の上だった結果です。
例により古参実生でしたので早速開花が始まっているのです。

それにしても個体変異が多いです。同じものが出ないと言った方がよろしい。
嬉しい悲鳴とかの気分ではないです。むしろ困惑気味。
実生をやってればこんなの当たり前なんでしょうが、慣れないもんで…。

紫の上実生はひと通り咲き終わったら、いつか総集編でまとめてみたいと思います。







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