今日は↑のタイトルで、ちょっとした工夫を紹介します。

皆さまは実生の鉢上げ後はどのような管理をされていますか?
1年目はまだ蔓にならず生長も1年でせいぜい20cmほどですが、
2年目になると俄然蔓が伸びてきます。


小苗栽培棚
いままでは実生専用のフレームで支柱なしで育てておりました。
ですので勝手放題横這いに伸びて互いに絡み合うのが通例で、
そのうち早いものがポツポツと初花をあげるという塩梅でした。
今年から僅かなスペースで育てることになり、そこでのプチ発見。




<その1>
今年の春たまたま蔓の誘引クリップを見つけて気に入り、
壺の壁に使用したところ実に具合がよいのです。
風が吹いても安定しているし、密集して混んだところを拡げたり、
花首が垂れるのを支えたり、役立つ~!!。

そのうちなんとなく今年は花数が例年に比べ多いように思えました。
はたと気づいたのです。 「頂芽優勢」

「植物は最も高い位置の芽が優先的に生長する」という植物全般のセオリーです。
最も高い位置の芽とは一般的には先端の芽で、
それが欠けるとその直下の側芽が生長を始めるのです。

今年はクリップを使って各芽の先端を上向きに保持したことで
各枝の頂芽が側芽を抑えて生長し、やがて先端に蕾をつけたのです。


そこで、実生苗にも同じ性質があるはずと読んで、
横に這い回っていた蔓をクリップで上向きに誘引してみました。
すると…

アディM56実生
adiiM56実生

レティキュラータ実生0606
レティキュラータ実生

実生2年生苗のそこそこの鉢に蕾がつくようになりました。
実生の花色確認が(この日のために2~3年も栽培してきたのですから)、
予想以上に早くできる…とは!!。
誘引クリップ恐るべし。

アディソニー実生01
アディソニー実生



<その2>
根を傷めずに太い支柱を立てる方法
誘引クリップは径8mmの支柱が最も適しています。
それ以下ですとクリップの歯が噛まず固定できません。

実生苗は3.5~4号ポットで育てますが、
そこにいきなり8mmの支柱を打ち込むとかなり根を傷めてしまいます。

背が低いうちは竹ヒゴ(市販の焼き鳥用竹串)にセロテープで間に合います。
そのうち支えのヒゴより伸びて、蔓の先が垂れてしまいます。


ヒゴ挿し
ヒゴ挿し スウェディッシュ・ベルズ実生

そこでプラ支柱の出番です。
駿河のクレマの4号苗に使ってあるアレです。1ポットで3本取れます。
1本60cmあります。中空のパイプです。
鉢に挿してあるヒゴに支柱のパイプを上からかぶせます。
土の表面まで。(土の中に押し込む必要なし。)
そして悠々クリップで実生苗の蔓を上向きに保持します。

パイプを通してクリップ
パイプを通してから蔓をクリップ


ヒゴonパイプ01
紫の上実生

ヒゴonパイプ02
桃の君実生


以上クリップがらみの小ネタ2題、いかかでしょうか。
ウソみたいな、でもホントの話なんです。

クリップ徳用100個セット、追加でもう1袋買っちゃいました。




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