2011.05.25 Tea Party 4th
ティー・パーティと名付けている自作交配種の個体番号4番が開花しました。
昨年は1回1輪のみの初開花でしたが、今年は3輪咲いています。

Tea Party 4th 01
Tea Party 4th



Tea Party 4th 02
一番右の花



Tea Party 4th 03
左の花



花粉親がスカーレットで、母親はクリスパ淡紫赤フリル(旧称クリスパ準青軸)です。
ちなみに今年の淡紫赤フリルはいつもより少し色が濃い目に咲いています。
クリスパ淡紫赤フリル




昨年までに4個体中3個までの開花を迎えています。
今年も順次咲いてくると思います。ラスト個体番号2番の花色確認を待っています。

と言うのも、このティー・パーティは個体差が著しく、
交配の不確実性とともに、
多心皮類(一つの花の中にめしべ・おしべが多数ある花)では、
一つの果球の中に別々の花粉で受精した種子が混在する、
ということがありうるのか? などと、
いろんなことを考えるのです。


クレマチスの交配を説明した書物では、
クレマチスは雄蕊先熟だと書いてありました。
そのタイミングで交配し、実際に種子を得ておられるのだから、
間違いとは思えませんが、
もしかしたらそれはパテンスのような系統に言えることであって、
壺系ではどうかと言うと、私には雌蕊先熟のように思えてなりません。

壺系では咲き始めのめしべは、未熟のおしべより長く突き出ていて、
やがてめしべの束が拡がり、先端が基部のほうに曲がっていきます。
こうなってめしべは、先端(柱頭)が粘り気を帯び受粉できるようになります。

花粉をつけるのには絶好のタイミングですが、
同じ花のおしべはまだ花粉を出していません。

やがて遅れること数日でおしべが成熟してきて花粉を出し始めます。
この時までに他の花の花粉が付いていなければ、
自家受粉するものと思われます。

壺系クレマチスの自然交雑は、起こるとしたら100%虫媒によるものですが、
花の構造上ごく限られた種類しかそれに関わりません。

壺の底のめしべのつけ根にある蜜を得るには、
マルハナバチのような、花の口径に合ったサイズをしていて、
しかも押し分けて侵入するような力を持っていなければなりません。

こういう蜂がいなければ、自家受粉しかないのかもしれません。



もうひとつ、
クリスパ・エンジェルとスカーレットの自作交配種「ジェルスカ」です。
Gelscar20110525.jpg
Gelscar

この個体については花色・花型は完全に安定しました。

昨年の開花では同腹の兄弟では若干の変異がありました。
これらが落ち着くのかどうか、今年の開花を待っています。







Secret

TrackBackURL
→http://cleclema.blog70.fc2.com/tb.php/347-ead349e1