偉そうなタイトルですみません。
私のやり方を紹介します。参考になれば幸いです。



タネ採りに一番必要なことは、「発芽能力のあるタネを採種すること」に尽きます。

未成熟なもの、なんらかの不調で途中で成熟をやめたもの、もともと受精していないもの、など
不適当なものを除外していくのがタネ採りの本当の仕事だと思います。

具体的に画像で示します。(どの画像もクリックすると、800×600に拡大します。)

NG-01.jpg

NG-02.jpg

このように果球の一部分が褐変しているものは、なにか不調が起きています。
私の経験では褐変した部分は種子ができていないことが多いです。
熟したのではなく部分枯れをしたのだと思います。
それ以外のところは正常ですから、まだあきらめることはありません。


正常な果球のいろいろ

DarkEyes果球
Dark Eyes

viorna果球
viorna

徐々に茶色くなってきますが、多少緑色が残っていても問題ありません。
人によっては早採りといって、あえて黄変するかしないかで採種するやり方もあります。
殻(莢)に発芽抑制物質が形成される前に採種~播種してしまうという方法で、
 発芽が早いと言われています。(=伝聞です。私は採種後乾燥保存の完熟派です。)



さて、レティキュラータの果球で採種と選別を示します。

reticulata果球
reticulata

分解
果球を分解すると、全部のタネが熟しているのではなく、
かなりの不稔種子(シイナ)があることがわかります。

選別
選別をしてシイナを除外しているところです。


ここで簡単に熟度をチェックします。
殻剥きが一番わかりやすいのですが、戸外では細かい作業はムリ。
てっとり早くタネの真ん中を裁断します。中身(正確には胚乳)が乳白で厚みがあればOK。

確認

いくら殻が立派で厚みがあっても、中の胚の部分がペラペラのこともあります。
真っ黒のこともあります。これらには発芽能力はありません。

よいタネを採らねば発芽は望めません。
直播なら発芽まで1年近くかかりますので、その月日がすべてムダになります。
ただでさえ発芽率が低いのですから(少なくとも100%ではない)
良いタネを選別してください。

netを見ていますと、明らかにシイナと見えるようなものを流通させている例もあります。
本当に熟したタネの実物をご存じないのではないか?と疑ってしまいます。


保存期間の長いタネの場合、乾燥して中身が痩せたようにみえることがあります。
これは播種前に吸水させれば回復します。
一般に壺型クレマチスのタネの場合、少なくとも採種後2年間は
発芽率に影響が無いと言われています。  (出典 American Bells)



Secret

TrackBackURL
→http://cleclema.blog70.fc2.com/tb.php/251-672fec71