10月9日にコアクティリスの発芽の記事をUPしましたが、
その後の様子です。



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その後、続々と発芽して、今はこんなことになってます。
去年までの難産はいったい何だったんだろうかと
首を傾げるような事態です。

発芽のメカニズムがいまいち理解できていません。
発芽後がまた難関続きで、単純に喜んでばかりはいられませんが、
数の力で押し切りたいところです。



それともう一つ、
9月の終りに枝の折れた新梢を無造作に挿したものが、
いまだに緑色のままでさらに2枚の新葉を展開しています。

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いままでの経験で、1ヶ月弱ではとても発根しているとは思えませんので、
とにかくいじらないようにそっと様子を見ています。

只の切り花状態で、やがて枯れるのが90%だとは思うのですが、
なにしろこのコアクティリスには、今年は意外&予想外が続きますので、
諦めないで腰水を足し続けています。





2014.10.19 Zip 発根
先月(9月)6日に例会があり、そこで実生の殻剥き実習がありました。
会長自ら用意のタネを出席者全員で剥きました。

残ったタネを持ち帰り、翌日もう少し剥いて、
合計20粒をZip袋に封じ込めました。
その日から6週目で5粒が発根しました。



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発根したタネをピンセットでpick upしてロックウールに移植。
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ここ3年ほどZipはことごとく失敗し続けました。
作業中のどこかで胚珠を傷つけてしまうとか技術的に難あり
つまり下手すぎるのだと思っていました。

でもそればかりではなさそうなことに気づきました。
多分、多分ですが、採種したタネにも問題があるみたいです。
もらった種なら発根し、自分のタネなら失敗する。
そうとしか考えられない結果です。

殻つきのまま播く実生は粒数がzip処理より何倍も多く、
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」で何とかなったのでしょう。

そもそもタネの品質が悪いのも、「下手」の範疇に入ると思えば、
返す言葉もないですが…。


実生はなかなか楽には成果がでません。



2014.10.09 coactilis 発芽
本年度播種のコアクティリスの発芽が始まりました。


coctilis 2014



7月31日に採種後直ちに播きました。
生長剤などは何も使いませんでした。

約2か月で発芽です。
播種した年に発芽するのは、この系統(ビオルナ系)でもそう多くはないのですが、
壺系実生をする人の間ではほぼ常識にになっている「若採りの採り播き」のお陰です。


ただ、コアクティリスは発芽後の方が相当難しいのが実感です。
昨年の実生苗の場合は、生育がまったくおもわしくありません。
発芽後殆ど生長しないのはなぜでしょうか。

用土の問題か、日照量か、夏期の高温に弱い性質か
一般的にモケタイプは寒地や高地の自生種が多く、
暖地では栽培が至難なものが多いとされています。

我家の栽培環境では育たないとあきらめている系統があります。
今までの経験では、アトラゲネ系(アルピナの類)、タングチカ系(黄花の類)がまるでダメ。
もって2~3年で消えてしまいます。
モケで言えば、モアフィールディ、ハースティッシマ、同・スコッティ、
(チシマハンショウヅルを除く)フスカの類も長くはいませんでした。


長くいるモケは全て交配種・交雑種ばかり。
幸いコアクティリスの母株は大株となって既に日本の気候に順応しているようで
生育良好なのがなんとか救いです。

保険株も、数少ないながらなんとか挿し木苗が採れており、
育種の貴重な資源として頑張ってくれようとしています。

新しい品種を目指すためには実生の栽培技術を確立させねばなりません。
避けて通れない関門です。
まずこの幼苗が本葉を展開するようになるまでは目が離せないですね。



口直しに、唯一今咲いている テキセンシス・レッドの残り花

残り花 tex red