彼岸が過ぎ、急に秋めいてきました。
久々の更新です。

今月初めの花友例会でタカネハンショウヅルの観察会はどう?って話になり、
そりゃいいですねと、先発下見を買って出ていたので、
頃合いが整い始めた今日、自生地の様子と開花の状態を見に行ってきました。

実行予定を10月6日辺りと見込んでのことです。


自宅からは高速+国道+県道をつないで1時間半の行程です。
新規自生地の発見も目論んでいたのですが、
現地の道路環境、河川の支流分布(これ大事)、山の斜面の向きなどに明るくないと
地図だけでは見当が立ちません。


余談ですが道中で面白いもの見つけました。
といっても花はツリガネニンジン、
この時期山間部では珍しいわけではありません。


ツリガネニンジン01

ツリガネニンジン02

面白いのは開花している環境です。
ご覧の通り、夏頃に刈り払われた道路の法面で咲いています。

夏まで伸びていた地上部は一旦刈り取られて、その後再生したものです。
イワシャジン並みに丈低く咲いています。
コンパクトでなかなかかわいい。




さて、タカネハンショウヅルの自生地です。
昨年まで最も美しく群生していた場所が、ほぼ消滅に近く縮小していました。
(一番接近して画像を撮ることができるスポットでもありました。)
ショックです。

しかし別の場所では勢いを増している群落が何か所か見つかりました。
新しい群生地に育っています。これが自然のサイクルなのかな?

lasiandra01.jpg

lasiandra02.jpg

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lasiandra04.jpg

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今日のところはこんな感じです。
予定の10月6日頃にはちょうど満開になりそうですね。



いつもの秋の花達も元気です。

ツリフネソウ
ツリフネソウ


キツリフネ
キツリフネ


ウナギツカミ?
ウナギツカミ?…ミゾソバ?
ウナギツカミは Polygonum thunbergii、ミゾソバは Polygonum seiboldii
ツンベルクとシーボルト、ともに日本の植物学の基礎を造った人。どっち??



そしてこれはホントに珍しい!って花(or実?)を見つけました。

カラハナソウ01

カラハナソウ02

カラハナソウ(しかも雌株です。)
この雌花がビール作りに不可欠の、苦みの原料ホップです。
野生の実物を見るのはこれが初めてです。
もっと寒いところのモノかと思ってました。
感激!


いやぁ、何歳になっても山遊びは楽しいですねぇ~♪♪








庭に咲くクレマチスは夏枯れ、熱害で見る影もありませんが、
野山では既に秋咲きの野生種が見事な開花を見せています。


しばらく前から通勤の途上でも白い花の群落が目に入ってきていました。
今年はどういう訳か例年以上に花付きがよいようです。

一昨日は初孫の顔を見に、隣県の長女宅へ行ってきたのですが、
途中の高速道路でも、ICを出てからの国道でも
路肩や法面にセンニンソウの群落が花盛りでした。

それならこの時期にきちんと記録に撮っておこうと思い立ち、
自宅付近の目につく群落を訪ねてみました。


どれも交通量の多い道路の端であったり、フェンスの茂みだったり
決して珍しいものではありません。
むしろごく普通の路端の雑草に近い扱いで、誰も感心して見る人などいません。

デジカメを持ってウロウロしていると
今どきのご時世です、変質者と間違われて警察に通報されかねません。

そういう危険を顧みず(?)、いくつか画像を集めてきました。





東区上温品

東区馬木_01

東区馬木_02

センニンソウ0905_01




今年は花付きが特に良いようです。
しかし以前(2008年)と比べ、不思議に思える変化にも気づきました。

センニンソウとほぼ同時期に咲くボタンヅルが極めて少なかったことです。
花期がずれた?(遅かった)のでしょうか。
いやいや開花後だとしても群落そのものが見当たらないのはふにおちません。




ボタンヅル極太の蔓_02

ボタンヅル極太の蔓_株元

今回見ることができた唯一のボタンヅル
2008年には30mもの滝のような開花を見せていた自生が、
今年は妙にさびれています。
密生して株元が定かでなかったのに、今年はスカスカで
ものすごい太い蔓(径3~4cm)が何本もあるのが見えました。
枯れているのではないようなので、来年の復活を期待したいです。




安佐北区小河原_01

センニンソウ0905_02

緑化センター奥_01

緑化センター奥_02

緑化センター奥_03




あるところにはごく普通に群生し、はびこって全く雑草のようです。
これぞまさしく自然の姿です。

鉢植えとは全然違うこの力強さを見るにつけ、
クレマチスの鉢植え園芸は、人の手によって造られた
庭園内の「カルチャー」なのだと思い知らされます。


※そもそもcultureと言う言葉自体「農耕」「栽培」から
 「教養」「洗練」「修養」などの意味まであるのですから…人工は当然!?
 蛇足ついでに「cultiver」とは「園芸品種」のことです。



今月末には再々度タカネハンショウヅルの自生地を訪ねようと思っています。
センニンソウのように例年になく花盛りでしょうか、
それともボタンヅルのように消え果てているのでしょうか。

少し気になります。




ピッチェリの中でも特に遅咲きのピンクの小輪
グッド・ラック・チャームの2番花が咲いています。

7月の終わりごろ珍しく早めに咲いたのですが、
発色が整っていませんでした。
やはり本領発揮はこの時期からです。

ピッチェリのピンクと言うのが大変貴重で、
私の愛培品の中でもトップクラスです。

デジカメ画像では、背景によって印象が変わりますが、
肉眼で見た感じを比較的よく伝えているのは、
背景が白っぽいほうです。
何コマか撮影して、色彩を主体にチョイスしたものを
今日はUPしました。



GLC0903_01.jpg


GLC0903_02.jpg


GLC0903_03.jpg



ピッチェリにもいろいろあって花のサイズにも大小あり、
色は多彩で、ビオルナグループの原種の中で最も変異が多いと
American Bells の Carol Lim さんは書いています。

確かに生育旺盛でワイルドな個体もありますし、
日本の気候に慣れ(?)、花期が初夏で中庸な個体もあります。

その中でグッド・ラック・チャームは
実に可憐なやや小ぶりな愛すべきピンクの佳品です。