2011.08.20 残り花
更新が暫く止まっておりました。
月初の勢いはどこへやら…です。

再雇用の身ながら、自分の担当の催事が近づくと会期前から俄然多忙となり、
会期中は終日会場に詰めるような業務状態が続きます。
 (更新をしない言い訳です。)

でも、自分の性に合った仕事なので、楽しくもあります。


さてさて、次々週から2本連チャンの前に、
8月(これが最後かな?)4度目の更新です。

例によって庭の咲き残りをポツポツ挙げるだけですが…。





GLC0820.jpg
pitcheri “Good Luck Charm” グッド・ラック・チャーム
遅く咲く分だけ花期は後ろに長いということなのでしょう。
ポツポツとですが次々に咲いています。

壺系のピンクの花は他ににも色々ありますが、
このピッチェリはパステルピンクという表現がぴったりの、
濁りのない明度の高い独特の発色をしていて、大切にしています。




graucophylla0820.jpg
graucophylla グラウコフィラ
入手した時から株が大きかったので、
最初から見応えのあるシーズンになりました。

一頃の群舞は無くなりましたが、その後も何輪かづつずっと咲き続けています。




MagentaLip0820.jpg
Majenta Lip マジェンタ・リップ
花弁の厚口が瞬間的水切れに弱いようでした。半開のままで開き切りません。
思い切って強剪定で株元から出直せばフレッシュな花が見れたかな。
葉っぱがまずまず青く残ってたのでつい横着しました。




SwB0820.jpg
cylindrica 'Swedish Bells' スウェディッシュ・ベルズ
強剪定後の復活花です。
キイロハバチの猛攻を受けやすいことが判ってきました。
必ず狙って来るようです。理由は…判りません。




texensis0820.jpg
texensis テキセンシス
ちょっと作落ちしたので植替え再出発した株です。
花を咲かせるほど回復しました。 ひと安心。




玉かずら0820
Tamakazura 玉かずら
いつも書きますが、写真うつりの良いニクイ奴です。
どうしてこんな鮮やかな発色で撮れちゃうんでしょうか。
人間の視覚スペクトル外のナニカにデジカメが反応しているとしか考えられません。

赤なんですが、ひとつ上の画像のテキセンシスの赤とはまるで違います。
肉眼で見るとM赤紫系統の赤に極めて近い。
でもウチのM赤紫(3株)はどれをどうやって撮ってもこの色にはなりません。

面白い赤です。しかし画像と実物は明らかに印象が違います。
この花の評価は、時代と言うフィルターを通して定まるのかなと思います。

それとももしかして、私がガセを掴んでいるのかな?








前回の記事で遅咲きも殆ど咲き進んだ、と書きましたが
もう一つの遅咲きピッチェリを忘れていました。
今朝咲いているのに気づきました。





Green Tip 0806
pitcheri "Green Tip" グリーン・チップです。
高温期には色が薄くなる傾向がありますが、
今朝の花は基準色とでも言いたい色合いで咲いています。

こう言う淡い色の花は、直射日光の下では褪色しやすく持ち味が出にくいので
午前中だけ日が当る場所で育てると良いです。

半日陰が過ぎると今度は花付きが悪くなりますが、
あまり神経質にならないで植物に任せています。
結構、環境に適応してくれますので。





強剪定後の復活
葉枯れがひどいので強剪定した鉢が復活してきました。
壺型は盛夏でも生長を続けますので、剪定を機会に施肥をすると如実に効果があります。
強い施肥は危険ですので、弱めに与えます。

私は野菜用の化成肥料15-15-15(これキツイですので要注意)を極少量。
焼成骨粉(粒状)も時に応じて。

化成肥料の強いのはマネしないでください。
春から使ってますがコスト・パフォーマンス優先で、
鉢内濃度の調整は匙加減のみという荒っぽさですので…。





graucopylla 果球01

graucopylla 果球02
グラウコフィラがどうにか着果してくれたようです。
採種まではこれから1ヶ月~1ヶ月半、
どうか葉が青いままで若いタネを養ってくれますように!。





リコリス2種
どちらもなじみ深いものです。


Lycoris saguinea 01
Lycoris sanguinea リコリス・サンギネア
と言うよりキツネノカミソリの方が解かりやすい。

秋の野山に(ちょっと奥めの山道などに)ありきたりの花ですが、
意外にも植栽されているのを見ることは少ないです。
あまり喜ばれないのかも。

これが目的で採集したのではなく、バイカイカリソウについてきたものです。




Lycoris squamigera 01

Lycoris squamigera 02
Lycoris squamigera リコリス・スクァミゲラ
と言うよりナツズイセンの方が解かりやすい。

スクァミゲラの特徴は開花直後は、花弁の先端にほんのりブルーの色が乗ることです。
これが独特の印象を与えます。(やがて褪色しますが…、残念)

スプレンゲリ(園芸店で売ってます。こっちのほうがポピュラーかな?)との
違いは判りにくいです。こちらも花弁に青(紫)が強く乗ります。

色が濃くてちょっとどぎつい感じで、花径はスクァミゲラに比べると小輪です。
 …でした。(ウチでは消えました。)
園芸種として流通しているものには青が殆ど乗らないものもあり、個体差?が激しい。


これらの花が咲き始めると、秋だなあと感じます。
明日は立秋ですが、気候は夏のまま酷暑はまだまだ続きそうです。




2011.08.04 at_random
最遅咲きのピッチェリも咲き進んで、
これで今シーズン殆どの品種が咲き終わった感があります。

中には調子を落としてこのまま今年は花が見れないらしいのもありますが、
なんとなく記事にならなくて、ボツにしていた画像の一部を見直し、
改めてUPすることにしました。
(一応開花記録として保存することも、このブログの目的のひとつなので。)

ちょっと気になった花いくつか。  at randomでいきます。




tex pink0730
texensis Pink
テキセンシス・ピンクです。
今年は調子を落としてしまい花数が少ないです。
枯らしては一大事なので、花もソコソコに摘んでしまいました。




アトロパープレア
M1243 Atropurplea
アトロパープレアと呼んでいた品種が実はもう一つありまして、
それはクリスパなんですが、Mの交雑種にもそっくりなのが出現しました。
正直なところ訳が判らない気分です。ホント見分けがつかないくらいそっくり!!




Scarlet0730.jpg
Scarlet スカーレット?
皆さんはスカーレットとテキセンシス・レッドの見分けがつきますか?

私なりに見分け方を判ったつもりでしたが、
今までレッドだと決めていたヤツが、筒先細く咲いてしまいました。
ちょっと困乱しています。
ラベルではレッドなんですが、ラベルを私はあまり信用しません。

四角錐または円錐に見えるのがスカーレット
円筒型に見えるのがレッド。サイズはレッドが僅かに大きい。
のはずだったんですが…。




ボルドーの壺01
Bordeaux Urn  ボルドーの壺
画像がアンダーで暗い上に、濃いボルドー色の渋い花なので判りにくいかも知れませんが、
肉眼で見ると、白い壁をバックに凄みさえ感じるホントに濃い花です。

明るい花、淡い可憐な花、キリッとした赤い花もいいんですが、
こういう暗い花、ドスの効いた怖いような花が、年と共に好きになってきました。


ボルドーの壺02

ボルドーの壺04
画像を並べてその一コマ、一コマを見比べて見ていると、
だんだん吸い込まれていくような気持になります。

こんな色調の濃い花も壺の中にはあるんです。
ニオベの咲き始めでもこいつには勝てないかも…。




2011.08.01 緑の日除け
今日はいつものクレマチスから外れて、
今年「省エネ・省電力で夏を涼しく過ごす」を代表する植物になった
「緑の日除け」ゴーヤの話です。

ご多聞に漏れず我が家もゴーヤを植えました。西側の出窓です。



緑のカーテン0730-01

ここにはもともとブドウのデラウェアを植えておりまして、
鉄筋の格子(自作です。錆止め下地塗りがしてあります。昔はマメだったなあ。)
には、以前には他にもヒョウタンを植えたりしました。
西日が酷く何かを植えないと暑くて耐えられないのです。

しかしこの場所は土壌改良などしたことがなく、
マサ土が風化して粘土になり吸水が極めて悪い上に
殆ど肥料分がないという、作物作りには全く適さない土です。

おまけにブドウにもヒョウタン(ウリ科全般)にも葉を食害する害虫が
必ず大発生して穴だらけ、葉がやがて褐色になり見苦しいこと極まりなし。
ヒョウタンはウドンコ病が必ず出てうまく育ったためしなどなかったです。


緑のカーテン0730-02

ところがところが、今年のゴーヤは優れモノ。
虫がつきません。病気も出ません。
そればかりか、一緒に並んでいるデラウェアも虫・病気なしです。
効果を自分ばかりか周囲にも及ぼしてくれているのです。
同じウリ科なのに病虫害知らずなんてすごいですね。

植えたのが遅かったので、やっと花が咲き始めました。
眼を皿のようにして雌花を捜すと…、
ありました。


ゴーヤベビー01

ゴーヤベビー02

小さいけれどゴーヤの形をした子房が膨らみ始めています。
葉蔭にはもっと大きいのもありました。

ゴーヤベビー03


緑のカーテンが間もなく完成です。
良いことづくめのようですが、ゴーヤが繁りすぎて、
デラウェアの房が全然色づきません。日照不足になってます。

まあ今までも虫害で収穫できたことなんかなかったから、
とやかく言うことはありませんけど…。




最後に、やはりクレマチスの記事をUPしないと落ち着きません。
今朝咲いている中でひとつ。


GLC0730.jpg
Good Luck Charm グッド・ラック・チャーム
私が持っているピッチェリの中でも特に遅く咲く個体です。

自分で作出したのではありませんが、私が壺型を育て始めて、
市販品の中から選抜して個体名を与えた最初の品種です。
パステル・ピンクのかわいい小品です。

葉をご覧ください。これがレティキュレート(reticulate)した葉です。
「網目状の(葉をした)」という意味です。
ピッチェリ、レティキュラータ、テキセンシス、バーシカラーと
稀産種カリゾエンシス、モアフィールディが持つ葉の特徴です。

これを理解すれば、近縁種の見分けに役立ちます。
例えばテキセンシスVS.グラウコフィラ、ビオルナ。
例えばピッチェリVS.クリスパ。

いや現在では、原種間の見分け方よりも、
むしろ交雑種のルーツ推定の方に使い道がありそうです。