このところ全然気温が上がりません。
桜が終わり、ハナミズキが満開になろうとしているのに、
好天日でも、吹く風は冷たく日陰は肌寒く、
蕾は遅々として一向に膨らみません。。

5月までもう一週間も無いのに、どうしたことでしょう?


画像を上げようにもアーマンディ以降続くものがありません。
いつもなら早咲きのガンジークリームとか満州黄とかいるはずですが、
これらもまだ蕾が固いままです。

ましてや壷系のほうは、越冬蕾の「紫の上」、藤かほり、かほりの君などが
早くから蕾を見せていますが、なかなか膨らみません。
桃の君はまだ綿棒の先くらいの大きさです。


藤かほりつぼみ
藤かほり


チェリーリップはまだまだ先になりそうです。

チェリーリップつぼみ
チェリーリップ



去年の記録をひも解いてみると、
4月18日にマクロペタラ、空蝉、紫の上の開花を、4月26日にはチェリーリップとかほりの君、ガンジークリームの開花を記事にしています。
やはり遅れているようです。

もう少しの辛抱です。今日4月2回目の消毒をしました。



今咲いている庭の花いくつか

一人静
一人静

イカリソウ淡紫
イカリソウ淡紫

バイカイカリソウ
バイカイカリソウ






2011.04.13 実生の鉢上げ
今日は実生の鉢上げをご紹介します。
私のやり方は、試行錯誤の結果の我流ですので、
参考になるかどうかは、ご覧の皆さまの方でご判断ください。



まず、鉢植え用の土を作ります。

バーミキュライト
バーミキュライト


日向土
日向土


赤玉土
赤玉土
この3つを1:1:1で混ぜます。


アイリスオーヤマ
今回ブログ公開にあたり「ゴールデン粒状培用土」を奮発して混ぜました。
おしゃれのつもりです。


ブレンド
画像は左官さんがセメントをこねる時に使う「舟」という容器と、鍬か鋤のようなもの。
用土を混ぜる作業があっというまに出来上がります。




苗床
発芽後1年以上経った苗床です。表面をコケが覆っています。
茶色くなって倒れている小枝は昨年の茎です。


鉢から抜く
鉢から抜いたところ。パラパラの用土なのでざっと崩せます。


根を洗う
水の中で良く洗います。コブなどがないか根をよく観察します。


根をほぐす
水の中で丁寧に根をほぐし、1本づつに離します。
これ以後根を乾かさないように順序良く作業を進めます。

苗は生長の差によって大きさに開きがあります。
発芽したばかりだったり、芽が針の先ほどのものは、1本づつに独立させてもうまく育ちません。
可哀そうですが栽培場のひろさにも限りがありますので処分します。




植鉢
植える鉢は3.5号が発芽2年苗には丁度いい大きさです。
鉢底に土を一播き、マグアンプ大をひとつまみ、そしてまた土を一播き。
そこに苗を置きます。
鉢の中心に深植えにします。

植付けA
苗A

植付けB
苗B

両者の違いが判るでしょうか。
Aはまだ茎が立っていませんし、葉も展開していません。しかし根が太く長く本数も多い。
Bは茎が立ち、葉も展開しています。しかし根が細く、数も少ない。

良い苗、将来伸びる苗はAです。
根がその後の生育のカギを握っているのです。

鉢に植わっていると関心が地上部の様子にいってしまいますが、
根が多いかどうかのほうが大切です。
鉢の中をほじらなくても、判断は茎の太さでできます。太いものほど○。


水やり
十分に潅水します。
鉢上げして1週間程は、風の当たらないところに置きます。
それ以後は一般管理と同じです。肥料もそれから与えます。

画像ではまだですが、ただちにラベルを挿すことをお勧めします。
そして多品種の鉢上げなどを同時に作業しないでください。

作業を中断するときは、苗の根は絶対に乾かさないこと。
品種の混同をしないように、一時的な置場であっても、ラベルで管理をするようにしてください。



長々と書いてしまいました。お役に立てたでしょうか?




2011.04.10 やっと花画像
タイトルの通りです。やっと花の画像をUPすることができました。
春になったんですねえ。




armandii2011.jpg

例年通りではありますが、アーマンディが開花しました。
紅花エゴから乗り替わって…、ジューンベリーが迷惑そうです。



昨年に比べると全体に芽の伸長が遅い今年です。
3月の、冬に戻ったような低温期間の分、そのまま遅れているみたいでした。

ここ数日は、雨が降っても寒くない、晴れたらもっと暖かいので、
急に蔓の伸びが進み始めました。

でも紫の上ほか越冬蕾を持つ系統の品種たちの、
蕾の膨らみ具合はまだまだです。




実生床ではちょっと嬉しい発芽もありました。

tex hybrid seedling

テキセンシス・ハイブリッド
親株が調子を落として殆ど危なくなっているのですが、
その子たちが次の世代を継いでくれそうです。

ギリギリ間に合ったって感じです。
親の形質をそのまま継いでいるかどうかはこれからですけど…。




Cherry seedling

チェリー・リップ
これも保険株を絶対に確保しておきたい超優良品種です。
ごく僅かですけど発芽してくれました。




scarlet seedling

スカーレット
テキ系はまず充実種子がなかなか採れないのが悩みのタネです。

不稔のタネをいくら播いても芽は出ませんよね。
たまに良いタネが採れると、こうして数本は発芽してくれます。




発芽した小苗は一年中フレーム内で栽培すれば、
かなり歩留まりが向上することが解ってきました。

冬の寒さからの保護(凍結させない)もひとつですが、
消毒薬散布の効率が非常に良いのと、雨に当てない(梅雨期は特に)ことが、
実生幼苗にとって極めて有効なのです。

今ごろ解ったのか、と笑われそうですが、
プロが皆、苗をフレームやビニールハウスで栽培しているのは
こういうことだったんですね。

解っていても、もうこれ以上拡げられないのが
我が小庭の実情ですけど…!





2011.04.02 こぼれ種
ここ数年、毎年タネを採取していますが、
厳密な品種管理の下で、混同することなく保存されるタネもあれば、
保険株を作るという他に殖やす理由も余裕もない時には、
播種されることもなく処分してしまうタネもあります。
もったいないですが…。

それでもうっかり摘み損ねた果球や、葉陰に隠れて気づかぬまま散ったタネが、
ひっそりと発芽していることがあります。




こぼれ種01

こぼれ種02

こぼれ種03

この場合、鉢のラベルの品種だと信じる根拠は全くありません。
おそらく99%の確率で違うでしょう。





栽培棚に並んだ鉢の中なら、用土や潅水など環境的にもありそうなことですが、
棚下の地面からも芽吹いているのは驚きです。
しかし、どうしてやることもできません。


こぼれ種04

こぼれ種05

こぼれ種06

クレマチスを鉢植えから地植えに降ろす時には、
大株になってから…というのがセオリーです。

その理由はネマトーダ(ネコブセンチュウ・ネグサレセンチュウ)に対する
抵抗力(少々たかられても地力でカバーする)が必要だからです。
発芽したばかりの幼苗にその抵抗力はありません。

仮に今掘り上げて鉢植えにしても、侵入を防げているかどうかは判りませんし、
さらにはそのことがネマトーダ汚染を拡大させるかもしれません。


この実生たちの行く末はどうなるのでしょうか。
壺系であるのは間違いなし。
しかし品種は不明。これでは強いて栽培する意味はありません。

それでもなんとか生き延びて、花を咲かせるのを見たくもあります。