この時期、植替えをしなけりゃなあと思いつつズルズルとサボって、活動は休止状態です。
でも、見回りだけは毎朝欠かさずやっております。

昨年播種したプランターからポツポツと芽が出てくるのを無上の喜びとしている今日この頃です。
でもって、記事にするのは、定点観測とでも言うしかない、ネタの繰り返しになってしまいます。

それでも多少は変化があって、明らかに芽の数が増えていることが見てとれます。
その中には実は驚くほどの厚撒きがしてあるプランターもあります。

カイワレかスプラウトのような状態になるかも知れないけど、
植替えの時、根を痛めずにほぐせたらもうそれは全然OKで、
  (ちなみにコツは、サラサラの砂に撒いて、根は水中でバラす!)
今流行りのエコとか省資源って訳です。

横着も「モノは言いよう」です。 ついでなら「時流適応」と呼んで欲しい!。



ということで、またも発芽画像 10月30日現在。

ダークアイズほか
Dark Eyes ほか

ポンパ
Pompadour Pink

クリーミー
Creamy Pink

キングス
King's Dream

クリスパ5
crispa 4-5-5

クリスパ4
crispa 4-5-4



今気づきました。

クリーミーピンクは今年4月7日に撒いていましたね。
それでも昨秋撒きのものと変わらず発芽しているってことは、
10月撒きとの差5ヵ月は関係ないってことですか?

発芽抑制物質の分解は、夏越し(高温多湿)中に進行する?。
と同時に、休眠から覚めて発根も始まる?。

このへんのメカニズムが解明できたら、
限られた広さの作棚をもっと有効に使い回すことができるかもしれません。

実生は播種から鉢上げまで、1年半かそれ以上、置場を占有しますので結構切実です。


休日園芸といえども、科学的にやるというのが持論ですが、
それにしても解らないことが多すぎます。



その後ミニプランターの実生発芽は順調で、無謀とも思える絨毯爆撃撒きが
その成果を現しはじめたようです。

限られたスペースでそれなりの数の苗を得ようとするのに、
発芽率を50%程度と見込んで、かなりの厚撒きにしておく、というこのやり方は
案外使えそうなことが判ってきました。

想定以上に発芽数が増えても、クレマの幼苗は成長が遅いですから
少なくとも1年くらいは密植に耐えそうです。

とは言っていても、中途で消える率を加味すると、
いったい1年後にどれだけ残っているか、あまり欲の張った皮算用はできません。


crispa 桃赤
クリスパ 4-5-1 桃赤

crispa 赤紫
クリスパ 4-5-5 赤紫

ダークアイズと大輪ぶどう紫
ダークアイズと大輪ぶどう紫

茎が立っているのは一足早く今年の春発芽した苗です。しかもウドンコになっていました。
ウドンコ菌が活動する温度を既に下回っているので、今から発症することはありません。
実生苗への心配はいらないので放置しています。




ところで、種蒔きしたポットの中には、全く発芽の気配のないものもあります。
もう少し様子を見ますが、恐らく失敗でしょう。
無人ポットをいくつか・・・。

グラウコフィラ
グラウコフィラ

残念なことにこの親株は今年枯れてしまいました。
それだけにいっそう発芽を期待したのですが・・・。

私はこのグラウコフィラがどうもうまく育てられません。
プロフィールの画像に使うくらい好きな花なのですが、これで枯らしたのは2株目です。
あと保険株のつもりで今年購入した1株を残すのみ。
(5号サイズだったのに今年は咲きませんでした。)



スカーレット
スカーレット

このテキ系は結実から難しく、やっと採れたタネもそう簡単には芽が出ない栽培家泣かせの代表格。
これを極めたら一人前かな?。道は険しいゾ!。



crematopsis.jpg
クレマトプシス プセウドスカビオーシフォリア

生態不明のおそらく難物。
マダガスカルのAmbatofangena(という山?)の標高1,600mに自生するらしい。
殆ど情報がないのは、誰も育てられないからではないでしょうか。
案の定、出ません。



かっこよく芽が出た、芽が出たと喜んでいるウラには、こういう事実もある、というお話。
お粗末さま。



例によって私のタネは壷系ですが・・・

さて、熟すのを待って剪定を控えているのに、いつまでも色づかない果球があります。
思えば毎年起こっている現象なのですが、
改めて観察して、以前の記憶をたどってみたりすると、
こんなふうになるのはある特定の品種のクセ?なのかと思えてきます。

共通点は、どれもタネの粒が大きいことです。
画像をあげていますが、どれも平均より大粒だと思います。

タネを採られる方はよくご存じでしょうが、
壷系に限っても、品種によってタネの大きさはかなり違います。

小さいほうの代表はバーシカラーでしょうか。
大きいほうではテキセンシス。この仲間ははどれも大きい。(原種、スカーレット、レッド、ピンクなど)
今年初めて採種したレティキュラータ・レッドも大きかったですね。
クリスパも幅がありますが、かなり大きいタイプのがあります。


青い果球
青い果球

texM20.jpg
テキM20

M大輪濃赤紫
大輪濃赤紫

reticulataRed.jpg
レティキュラータ レッド

crispa4-5-1.jpg
クリスパ4-5-1



さて、なんでなかなか茶色にならないのでしょうか?
そしてこのまま採っても発芽するのでしょうか?


気温が下がっていき、生長限界温度を下回ると、光合成も代謝も停止して、
枯れはしないが、育ちもしないという状態になる・・・・という仮説を立ててみました。
このままどんどん気温が下がればやがて地上部は枯れてしまうでしょう。
タネは未完のまま? 案外完成しているのでは?

とにかく実験するしかないようです。
結果は1年先ですが・・・・・。




今日は、前回のような大量のタネではなく、少量の場合のタネ播きです。
品種によってはどういう訳か結実率が悪く、稀に偶然のようにしかタネが採れないものがあります。
そういうタネはますます貴重ですので、少量でも…しかも発芽率が悪くても…
チャレンジしたいところです。

播種にあたっては、事前にタネの吟味が必要です。
正常に成熟していなかったり、不稔(シイナ)では、徒労に終わる可能性が高いです。
1年後の結果がそれでは、実生に取り組む意欲が失せてしまいます。

入手が稀な品種や育種上極めて有望な交配などの場合、
それでも敢えて条件の悪いタネを播くこともありますが…。
素人の育種ではやはり発芽率がよくて、「1年間待った甲斐がある」ものでなくては、
面白くありません。



さて、使っている鉢は3.5号です。
用土は日向土(細粒)、赤玉土(小粒)、バーミキュライト(中粒)を1:1:1で混合したものです。
用土はこれでないといけないというものではありませんが、
一応利点だけ申しますと、
・貧栄養なので雑菌に汚染されにくい。(なにしろ長期になりますので)
・ひっくり返すとさらさらに崩れる。(殆ど根を傷めません。鉢上げの時に卓効あり!)

ちなみに発芽までは肥料は全く要りません。(肥料分があるとコケや雑草、雑菌が繁殖します。)


1243リバースパープル
1243 リバースパープル タネを縦に埋めようとしています。

Dark Eyes s
ダークアイズ 
剪定中うっかり青い果球を切ってしまい、これも一緒に播いてしまいます。
タネ播きなのか、お弔いなのかよくわかりません。

dark Eyes 覆土
ダークアイズ覆土 (埋葬完了)


3.5号×7
収まりがちょっと悪いですが、ハーフサイズのトレーに3.5号×7個分入ります。


置場は栽培場の一番条件の悪いところです。
発芽は早くて来春、普通で来秋。それまで日照も関係ありません。
日のあたる一等地はもったいないです。北側の隅あたりで十分。

管理は特になしです。雨、雪、凍結関係なし。
あ、ひとつだけ! 水切れ注意です。(乾きにくい北側がその意味でも適しています)

心構えとしては、寒い冬と暑い夏を過ごさせることによって、
外殻に含まれている発芽抑制物質が分解していくんだって感じです。




台風も影響なく過ぎ、寒冷紗を取り払った青空の下、
今年はいつもより1ヶ月も早くタネ播きを始めました。

今日はまとまった数のタネが採れた品種をミニプランターに播きました。
タネの数が少なければもう少し丁寧で、等間隔になるように配慮をしますが、
今回はできるだけタネが重ならないようにするだけの、作業優先スピード重視です。


ひとつのミニプランターに播く量は60~80粒くらい、多いときには100粒以上にもなります。
私の戦略は、いつも言ってますが、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」です。

とにかくスタートで発芽苗の数を多くすれば、途中でどんどん減っていっても
最終いくらかの開花株にまでたどりつけるという、物量作戦です。

毎日つきっきりで世話ができないサラリーマン園芸ですので、これしかないのです。


CreamyPink seeds
クリーミーピンク 覆土する前

CreamyPink close up
クリーミーピンク close up  タネの密度はこのくらい

crispa K濃紫 seeds
クリスパ 濃紫

crispa close up
クリスパ close up タネが大きいので混み合っています

M赤紫seeds
M赤紫 平均的なタネの間隔です

pitcheri赤紫seeds
ピッチェリ 赤紫 覆土前です

pitcheri赤紫 覆土
ピッチェリ 赤紫 覆土は1cm以上で ウォータースペースを残します


本日ここまで
本日ここまで


ついでに去年播いたプランター。 発芽が始まっています。

去年播種=1年経過



さて、もうひとつ秋の楽しみができていました。

今年の1月、棚下にこぼれ種の自然実生を発見しました。
その棚で栽培していた品種から類推して、
シロバナハンショウヅルかシロハンショウヅルだろうと思っていましたが・・・。

(http://cleclema.blog70.fc2.com/blog-date-20090127.html)


とにかく野生に還ったというのはこのことでしょうか、またたくまに蔓が太くなり、
ものすごい勢いで生い茂りました。
それが、先月蕾をつけ、「おや秋咲きだったのか」と初めて気づいた次第。

秋咲きなら、葉の形からタカネハンショウヅル以外にない、 のですが
いつのまに実生が発芽したのでしょう。
去年タカネ~の苗をしばらく置いていましたが、それのタネにしては発芽時期が合いません・・。



lasiandra-01_20091005104610.jpg
C. lasiandra  タカネハンショウヅル


lasiandra-02_20091005104902.jpg
ハナミズキに登る (逆光で見にくい!)


lasiandra-03_20091005104641.jpg
ストロボを焚いてやっとなんとか花が見えます


lasiandra-04_20091005104657.jpg
これが株元。 春に割り箸くらいだったのが、今は11mmの支柱並みに!


lasiandra-05_20091005104714.jpg
ところ構わずよじ登る逞しさ



たおやかな姿となかなかに優美な気品のある花が素晴らしく、すっかり気に入っているのですが、
野生の姿を見たというか、案外雑草のしぶとさを持っていることに驚きます。

まるでヤブガラシのようなヌメッとした光沢の蔓を自在に伸ばし、
ところ構わずよじ登っていきます。


そして一番驚いたのは、四方八方に伸ばした蔓が案外簡単に枝枯れするのです。
うまく進出できないところはすぐに放棄する戦略のようです。
そういう消耗を全く厭わず、一番勢いの良い蔓だけが、がむしゃらに伸びていくのです。

ですので、きれいな花の周りには黒く枯れた蔓がかなりまとわりついています。
普通そういう部分は撮影のときには邪魔ですので取り除いてしまいますが、(絵にならないので)

でも、野生の真実の姿はその生態あってのことだと、
開花までの一部始終を見て、改めて教えられた気がしました。





2009.10.04 実生の発芽
予告通りと申しますか・・・「秋には秋の楽しみがある」と言っておりましたとおり、
10月に入って早速実生の発芽が始まりました。
正確には、地中で発根していたタネがやっと地上に芽を伸ばしてきた、ところです。


これらは昨秋から今年3月までに播種したものです。
秋蒔きの一部ははやばやと今春発芽し、現在すでに本葉数枚にまで育っていますが、
本格的にはやはり秋が発芽の時期となります。

普通は秋に蒔くのが常識とされていますが、
実験のつもりで今年の春まで段階的に蒔く時期を変えてみました。
最終は今年の3月です。

結果は殆ど変わらないみたいです。
同じように発芽しています。


DarkEyes seedling
ダーク・アイズ Dark Eyes

viorna seedling
ビオルナ viorna

大輪ぶどう紫seedling
大輪ぶどう紫

這沢seedling
這沢



しかし、改めて思うに、発芽まで1年かかるというのは、待つ身には長いものですよ。

栽培家としては、春~夏に花が咲き、秋にタネの採種が一段落ついて、
することがなくなってポワっとしているところ(ブログの更新頻度がそれを物語っております)。

このタイミングだからこそ「秋には秋の楽しみ」と呼びたいのです。

怠けていた薬剤散布も、この小さな実生達のつつがない生育のためなら、
頑張る意欲が湧いてきます。現金なことです!。