2008.08.31 タネ採り
8月の27日以来悪天候が続き、タネ採りができないでいました。
今日は曇天ですが乾いているので、やっとタネ採り再開です。

普通ここまで黒くなるまでに採ってしまうのですが・・・。
果球0831-01

果球0831-02


しかしその間に熟したものは、雨で打たれたり、風で擦れたりしてとび散ってしまったのもありました。
missing seed


タネ採り期前半の印象は、熟度の不明なものがかなり混じっている感じです。
抜き取りで殻剥きテストをしてみるつもりです。

例の食害は果球全部に被害が及ぶことはないのですが、胚のところをかじられていてはアウトですので点検が必要なようです。


花のほうは、咲き残りがポツポツといったところです。
(クリーミィ・ピンク2号)
CreamyPink2-0831.jpg

(20-21)
20-21_0831.jpg


日本の秋咲きの野生種センニンソウとボタンヅルです。
近くの山で観察する機会がありました。

遠目にはよく似ていますが、よく見るといろいろ違いがあります。
一番の見分け方は葉にあります。
センニンソウは小葉が丸く光沢があって革質です。
ボタンヅルは1回3出葉でギザギザの鋸歯があり草質です。

センニンソウ
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terniflora-02.jpg

ボタンヅル
apiifolia-01.jpg

apiifolia-02.jpg


二つめは花の構造です。
センニンソウは4枚の白いがく片がはっきりと見分けられます。
ボタンヅルは白いがく片が小さくおしべが一番目立ちます。

これはそれぞれのグループの特徴でもあります。
つまりセンニンソウはフラミュラの仲間。ボタンヅルはビタルバの仲間に属します。

センニンソウ
terniflora-03.jpg

terniflora-04.jpg

ボタンヅル
apiifolia-03.jpg

apiifolia-04.jpg

apiifolia-05.jpg

最後に自生している様子です。
基本的にはどちらもつる性ですので木に登っているものが多いですが、なかには地面を這っているものもありました。(センニンソウ)
terniflora-05.jpg

terniflora-06.jpg


ものすごい大きさの群落になっているものもあります。
高さは30メートルくらいありそうです(ボタンヅル)
apiifolia-06.jpg

apiifolia-07.jpg


ピッチェリM-01(今年の新顔)色が濃く咲いています。

基本的に私の画像は朝の撮影で、必ず日光の直射を避けて撮ります。
実物の色に最も近い色を得るためです。
(モニターで見ている色としてですが・・・)

今朝はちょっと変わった感覚で遊んでみました。皆同じ花です。

午前7:30頃 朝日が直接花に当たっています。花筒の中も照り返しているようです。
(光っているのはクモの糸です)
pitchM1-01.jpg


午前9:30頃 日が高くなって曇り気味ですが、やんわりと日射を受けています。
pitchM1-02.jpg


午後3:30頃 2時頃に小雨が降りました。曇天で太陽は見えません。(日射はなし)
pitchM1-03.jpg

ではどれが一番実物に近いかと言うと、3番目ですが、9:30の2番目も殆んど変わらなかったですね。
(曇天だからでしょうか)

いずれにしても、日光の直射は避けたほうが良いようです。
誤解を与えかねません。
光のマジックです。


2008.08.25 庭の近況
このところ朝夕が急に涼しくなり、植物たちもほっと一息です。
同時にウドンコも復活のようです。
しばらく消毒もしておりませんでしたので、ぼつぼつ手を打たないといけません。

タネを採る予定のものは特に注意です。
肝心の葉っぱがやられては、充実種子は望めません。
ここまでかけてきた時間と労力とそこそこの愛情と新品種への野望を、徒労に終らせないために
もうひとふんばりといったところです。

さて、花のほうはいよいよ咲き終わりが近づいてきました。
タネを採らない株は剪定して秋の再開花を促すのが常道ですが、
かなりの鉢が根詰まりの様相ですので、剪定と同時に植替えをしなくてはなりません。
なのに、ついついズルズルと怠けています。昼間はまだまだ暑いので・・・。

先日植え替えたカイウにはもう蕾が見えています。
やっぱり植物は手をかければ正直に応えてくれますね。
(とか!言いながら、体は動かない!!)

kaiu0824-01.jpg

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周りを見渡してやっとピッチ同期の揃い咲き。

Good Luck Charm
GLS0824.jpg

Green Tip
GreenTip0824.jpg

Red Bottom
RB0824.jpg



今とても好い感じで咲いているクリスパ。
ラベルを見ると、去年も咲いたので画像記録を残したはず・・・。

4の5の3号の今年
4-5-3_01.jpg

4-5-3_02.jpg

4-5-3_03.jpg


昨年の4の5の3号の初花
4-5-03-2007-01.jpg

4の5の3号 昨年2番花
4-5-03-2007-02_20080831135217.jpg

一般に幼苗の花は変化するので、初花を見て断定してはいけないと言われていますが・・・。
まさに、こういうことなんだと実感しました。

と言うことは、今年初めて開花確認した花はあんまりあてにならないということかと。
翌年また姿が変わる可能性十分です。
といっても全く別物になる訳では勿論なく、
花型や発色に微妙な違いがでて、印象が変わるということです。

前年の姿もそれなりに良く、去年のままでもよかったのにと思ったりも・・・。


2007年3月オークションで入手したピッチェリ(購入苗で唯一未開花だった株)が、
やっと開花しました。

JV pitch-01

JV pitch-02

JV pitch-03


ご覧の通り、赤紫~ピンクに見えます。
今年の春に入れた2つのピッチ(6/14と7/29に記事UP)とだいたい同じような傾向です。
それぞれに個体差があり、特に内側の色の濃淡により花の印象はかなり変わりますが・・・。

・・・なんとなく思うのです・・・。
最近のピッチェリはこういう花になってるのかな・・・と。

と言いますのも、一番昔に入手したピッチェリは例の3つの同期生(グッドラックチャーム、レッドボトム、グリーンチップ)ですが、確か2003年と記憶しています。
そのころのピッチェリは変異に富んでいて、花が咲くまで何が出るか判らないような苗でした。
3号ポット苗は画像付きラベルではなく黄色いカバーに品種名がプリントしてあったように思います。

生産は一社のみ。(現在でも?)
独占 というより他の生産者があまり興味を持っていなかったというのが案外真相かな??

当時は原産地からタネを取り寄せての苗生産ではなかったかと・・・(推測)
やがて園内で自家採取の安定生産になっていったと勝手に想像している訳です。

母株の花色を確認できるし、予想外の色が出ることはまず無くなったのでしょう。
それは確実な生産物として正しいことではあるんですが、ある意味で期待外れなところでもあります。


これはあくまでも想像です。
生産者さんに問い合わせたりした訳ではありません。
また、生産者さんを批判するものでもありません。


ちょっと昔を懐かしんでみました。


(狭い意味での)テキセンシスの仲間には葉に特徴があり、
慣れてくると花がなくても見分けることができます。

何気なく判っているつもりですが、画像で撮ってみました。。

tex leaves-01

tex leaves-02

tex leaves-03


難しく言うつもりはありません。いたって簡単。
(1)子葉が丸い。これ一番。ひと目で判ります。
(2)粉白(表面が白っぽく粉っぽい)=ハスの葉の表面の質感を連想します。

テキとそれ以外を見比べる環境があれば、一見してご理解いただけると思います。
そうでない場合には、(例えばお店でtexensisと書いてあるラベルのポット苗を見つけた!時とか)、
ガセかどうかの判断は悩みます。(通販なら信じるしかない!)

特にこれからは、Mシリーズなどの赤い花交雑群(口白など=これはこれで美しいです)との
判別にきっと役立つと思います。


最後に何か花の絵を・・・と思い、59号seedling花盛り 2景。

59 seedlings-01

59seedlings-02.jpg




2008.08.17 テキセンシス
前回の記事が結実しにくいテキセンシスということで、花の無い画像でしたので、
口直しにテキセンシス開花画像を・・・。

texensis-01.jpg

texensis-02.jpg

texensis-03.jpg


やっぱりいいですねぇ。原テキの魅力は園芸種では味わえないものです。
               ( without Cherry Lip と、補足させていただきます)
何度か記事やコメントで書きましたが、
ビオルナ系のなかでもテキセンシスのグループは結実が思うようにいきません。
自家受粉の茶漉し袋は今年は全く成果を得ませんでした。

自然に任せたものでも成績はよくありません。
そんななかでもわずかですが、タネが採れそうなものがチラホラとは見えます。

スカーレット
Scarlet seeds

テキセンシス・レッド
これはホントによく着いたほうです。
texRed seeds

テキセンシス(1)
tex seeds-01

テキセンシス(2)
tex seeds-02

テキセンシス(3)
tex seeds-03

テキセンシス(4)
tex seeds-04

テキセンシス(5)
tex seeds-05


丸い果球になるほどには結実してくれません。

2008.08.14 今朝の花
毎日暑い日が続きます。
うだるような暑さで、とても昼間に庭に出るなどできません。

早朝に、枯葉取り、病害虫チェック、花&果球の見回りする程度です。
ウドンコが一部見られるのですが、この高温下では薬害のほうが心配ですのでなにもしていません。

今朝の花。既に何度か紹介したものばかりですが・・・。

グッドラックチャーム Good Luck Charm
GLC0814-01.jpg

グッドラックチャーム蕾
GLS蕾

大輪ぶどう紫
大輪ぶどう紫0814

テキセンシス ピンク
texPink0814.jpg

さすがに夏に強いビオルナ系です。次々と花をあげてきます。
ただ、水切れは絶対禁物。




カイウの根詰まりが深刻になってきたので、
猛暑のさなかですが、思い切って植え替えました。

植替え後は寒冷紗の下で養生しておりましたが、
猛烈な勢いで新梢が伸び、早くも支柱を越してしまっています。

Kaiu-01.jpg


副産物として挿し穂が採れました。
ただし、なんと!こちらは吸水中に芽のほうが先に動き出してしまい、
やむなく一節挿しにしています。(一節挿しは未経験なのです)
オキシベロンの効果が頼みの綱です。

Kaiu-02.jpg

連日の高温で葉っぱが茶色になったので切り取ってしまいました。
こんなんで活着するのかな、といったところですが、
芽の方はいたって元気です。新葉も出してきました。

発根しているかどうかまだわかりません。
3週目に入りました。

遅れていたクリスパ新顔20-16がやっと咲きました。

20-16-01.jpg

20-16-02.jpg

20-16-03.jpg


ピンクがかった涼しげな発色です。
これも夏顔だろうと思います。春には別の顔かもしれません。
できればこの色で固定して欲しいところです。

ボディにはかなりはっきりとした稜が立っています。


20シリーズの開花確認は残すところ20-13のみとなりました。
(枯れたかと思っていたら地中から芽が伸び復活しています。)

ふと思いついた大人買いのおかげで、今シーズンのブログネタを随分提供してくれました。
実際これほどの変異がでるとは・・・予想以上でした。

2008.08.09 果球の中の蛹
果球の点検中に発見!。
食害する幼虫期は終りになったようです。
虫の画像が嫌いな方もいらっしゃるので、サムネイルでUPしておきます。
平気な方はどうぞ。 clickすると大きい画像が見られます。(サナギですけど・・・)

rava-up_20080809074915.jpg



葉っぱを糸でくっつけて巣を作り隠れている緑色の幼虫。
巣をあばくと、かなり激しく暴れてすばやく逃げます。
(ポトリと落ちてどこに行ったかわからなくなる)
メイガ(ツヅリガ)かハマキムシの類かと思われますが・・・、

今年はかなりの被害が出ました。


2008.08.08 果球色づく
青かった果球が徐々に色づき始めました。

今年は果球を食い荒らす虫が今までになく多く発生し、
対策に頭を痛めています。

果托の部分から食害するので、水分と養分を断たれて果球は未熟のまま黄変します。
部分的に茶色になる果球は必ず侵入されていました。
果球のつけ根を開いてみると、ピンピンと身をよじらせる、すばしこい緑色したアオムシがいます。
実の皮を食い破り、くり抜いたように中の種子を食べています。

近頃は果球の外側にサナギの抜け殻までみえるようになりました。
親になって出て行ったのでしょう。
発生時期はヤマを越したのかな?
それとも次世代の卵をどこかに産み付けて行ったのかな?


どうにか被害に遭わずにすんでいるなかから、
ぼつぼつと熟し始めたものが出てきました。

果球-01

果球-02

果球-03

果球-04






初の自作人工交配は失敗のようです。
Angelseedling-01.jpg

♂スカーレット×♀クリスパエンジェルのはずでしたが、
開花してみると、どこにもスカーレットの気配がありません。
どうやらエンジェルの自家受粉のようです。

Angelseedling-02.jpg


授粉後茶漉し袋の中で結実したのですが・・・。
スカーレットの花粉のタイミングがよくなかったようです。

超早熟な子です。
タネになってから1年たたずに開花しました。
昨年10月にZIP発根。ロックウールに植え出し。
今年4月に3号に鉢上げして、8月に開花。

私的には驚異的な最短記録です。
ZIPの効果おそるべし、です。
今年は本気でZIPに取り組もうと思います。

それにしても・・・、
テキ系の結実率がすこぶる悪いのは何故でしょうか。
レディ・ケイコの不稔は別格として、レッドもスカーレットも原テキも新顔テキ・ピンも
実がつきにくいですね。ついてもまばらで果球になりません。
こんな状態の実で、果たしてタネは正常に熟すのでしょうか。

それと、なかなか実がつかない理由が花粉のほうにあるとしたら、
交配にこれらテキ系を使うと成功率が低くなるかも・・・。

赤の因子をなんとか取り込みたいのです。
人工交配で思いつく組合せにテキ系は欠かせません。


ピッチェリ実生Type3が期待に反して紫の方に色が濃くなっています。
淡紫からピンクへ変わっていきそうな期待をもっていましたが・・・。

果たしてどんな色に落ち着くのでしょうか。
予断は持たず素直に観察しろ!、ということですね。欲はかかぬこと!!
p Type3-0802


そのほか、目に止まるものは・・・。
テキセンシス・ピンク
tex Pink-newface

M大輪ぶどう紫
M大輪ぶどう紫

ストロベリー・キッス
StrawberryKiss-03.jpg

2008.08.01 夏色の壺
春に咲いたときとは違う色になって咲く壺があります。

春より淡い色になるものと、逆に色が濃くでるものとあり、
必ずしも高温期の褪色とは言えないのが不思議です。

今日はコメントは控えて画像のみの紹介です。

M赤紫 夏色
M赤紫夏色

準青軸 夏色
準青軸夏色

versicolor 夏色
versicolor夏色

Green Tip 夏色
GreenTip夏色-02

20-10 夏色
20-10夏色