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庭に咲くクレマチスは夏枯れ、熱害で見る影もありませんが、
野山では既に秋咲きの野生種が見事な開花を見せています。


しばらく前から通勤の途上でも白い花の群落が目に入ってきていました。
今年はどういう訳か例年以上に花付きがよいようです。

一昨日は初孫の顔を見に、隣県の長女宅へ行ってきたのですが、
途中の高速道路でも、ICを出てからの国道でも
路肩や法面にセンニンソウの群落が花盛りでした。

それならこの時期にきちんと記録に撮っておこうと思い立ち、
自宅付近の目につく群落を訪ねてみました。


どれも交通量の多い道路の端であったり、フェンスの茂みだったり
決して珍しいものではありません。
むしろごく普通の路端の雑草に近い扱いで、誰も感心して見る人などいません。

デジカメを持ってウロウロしていると
今どきのご時世です、変質者と間違われて警察に通報されかねません。

そういう危険を顧みず(?)、いくつか画像を集めてきました。





東区上温品

東区馬木_01

東区馬木_02

センニンソウ0905_01




今年は花付きが特に良いようです。
しかし以前(2008年)と比べ、不思議に思える変化にも気づきました。

センニンソウとほぼ同時期に咲くボタンヅルが極めて少なかったことです。
花期がずれた?(遅かった)のでしょうか。
いやいや開花後だとしても群落そのものが見当たらないのはふにおちません。




ボタンヅル極太の蔓_02

ボタンヅル極太の蔓_株元

今回見ることができた唯一のボタンヅル
2008年には30mもの滝のような開花を見せていた自生が、
今年は妙にさびれています。
密生して株元が定かでなかったのに、今年はスカスカで
ものすごい太い蔓(径3~4cm)が何本もあるのが見えました。
枯れているのではないようなので、来年の復活を期待したいです。




安佐北区小河原_01

センニンソウ0905_02

緑化センター奥_01

緑化センター奥_02

緑化センター奥_03




あるところにはごく普通に群生し、はびこって全く雑草のようです。
これぞまさしく自然の姿です。

鉢植えとは全然違うこの力強さを見るにつけ、
クレマチスの鉢植え園芸は、人の手によって造られた
庭園内の「カルチャー」なのだと思い知らされます。


※そもそもcultureと言う言葉自体「農耕」「栽培」から
 「教養」「洗練」「修養」などの意味まであるのですから…人工は当然!?
 蛇足ついでに「cultiver」とは「園芸品種」のことです。



今月末には再々度タカネハンショウヅルの自生地を訪ねようと思っています。
センニンソウのように例年になく花盛りでしょうか、
それともボタンヅルのように消え果てているのでしょうか。

少し気になります。




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当地方もやっと梅雨明けの発表でした。(8月4日)

でも今朝のウエザーニュースの雨雲レーダーを見ると、
強雨域の形は、(紀伊半島沖から房総半島沖まで、)もうまるで梅雨前線のようで、
しかも日本列島の南に停滞しています。

普通なら梅雨明けは、太平洋高気圧によって梅雨前線が北に押し上げられて、
日本列島が太平洋高気圧域に入ることのはずです。

実は本当の意味で梅雨明けはしていないのでは?
いつまでたっても明けないので、気象庁があせった??
だって梅雨明けが8月というのは、私の記憶(人生の記憶)の中でも聞いたことないです。



さて今日の記事は、この気象のせいか去年よりずいぶん早いセンニンソウです。
先週の休みの日、車の運転中にチラっと見えた白い花。
一昨日確認したらセンニンソウでした。林の切れ目のちいさな溝の隅に咲いていました。

それならきっと・・・と昨年の観察ポイントへ行って見ますと・・・。

terniflora-01_20090806073325.jpg

terniflora-02_20090806073356.jpg

terniflora-03_20090806073337.jpg


ケータイのカメラで縦位置で撮っています。
マイクロSDのアタッチメントがすぐに見つからなくて、今朝やっとPCに取り込みました。

去年も記事に上げたのですが、読み直してみたら8月29日にUPしていました。
今年は8月4日の開花確認です。
(去年はただ発見が遅かっただけなのかも知れませんが・・・。)

それにしても、今年も無事に開花しているのを見て安心しました。
野生種はどこにでもあるようで、気がつくといつのまにか消えていることが多いものです。
身近な自生地ですが、大切に見守りたいと思いました。


センニンソウのタネを見にまた行ってきました。
まだ咲き残りがところどころに咲いています。
タネも殆んど変わりがありません。

咲き残り-01

咲き残り-02

タネ-01

タネ-02


タネに触ってみるとポロポロと外れるものがあります。
外れるのであれば熟しているとみてよいでしょう。

持ち帰ってから自宅でタネを撮影。

タネ-03


その他のものも、もう1週~2週のうちには熟しそうでした。
100%天然、混じりっ気なしのセンニンソウです。


*** *** ***

庭に何か咲いてないかなと捜してみると、やっと一輪。
もうさすがにシーズン終了といった風情です。

creamyP-01.jpg

クサボタン、センニンソウの自生地再訪です。
8月29日に記事をあげてから1ヶ月ちょっと、約5週間ぶりです。

クサボタンの果球は目立たなくまばらで、目をこらすようです。
葉の形ですぐに群落は見つかるのですが、
予想以上に着果率が悪く、散った後の花梗ばかりが目につきます。

そのうち目が慣れると、パラパラとまばらな果球がみつかりました。
まだ青い感じで緑色をしています。

クサボタン果球-01

クサボタン果球-02

クサボタン果球-03



センニンソウの群落ではまだ花を咲かせている蔓もあって、
開花期が長いことがわかります。

センニンソウの場合も果球と呼ぶにはまばら過ぎです。
ひとつの花の果梗に1~2個の実しか生りません。
それでもあれだけの花数でしたから、果実の総数はかなりのものです。

少し茶色っぽくみえますが、強く引っ張ってもタネが果梗から外れません。
まだ熟すのには時間がいるようです。

センニンソウ果球-02

センニンソウ果球-03

センニンソウ果球-04

センニンソウ果球-05


日本の秋咲きの野生種センニンソウとボタンヅルです。
近くの山で観察する機会がありました。

遠目にはよく似ていますが、よく見るといろいろ違いがあります。
一番の見分け方は葉にあります。
センニンソウは小葉が丸く光沢があって革質です。
ボタンヅルは1回3出葉でギザギザの鋸歯があり草質です。

センニンソウ
terniflora-01.jpg

terniflora-02.jpg

ボタンヅル
apiifolia-01.jpg

apiifolia-02.jpg


二つめは花の構造です。
センニンソウは4枚の白いがく片がはっきりと見分けられます。
ボタンヅルは白いがく片が小さくおしべが一番目立ちます。

これはそれぞれのグループの特徴でもあります。
つまりセンニンソウはフラミュラの仲間。ボタンヅルはビタルバの仲間に属します。

センニンソウ
terniflora-03.jpg

terniflora-04.jpg

ボタンヅル
apiifolia-03.jpg

apiifolia-04.jpg

apiifolia-05.jpg

最後に自生している様子です。
基本的にはどちらもつる性ですので木に登っているものが多いですが、なかには地面を這っているものもありました。(センニンソウ)
terniflora-05.jpg

terniflora-06.jpg


ものすごい大きさの群落になっているものもあります。
高さは30メートルくらいありそうです(ボタンヅル)
apiifolia-06.jpg

apiifolia-07.jpg


トリテルナータ・ルブロマージナータ
舌を咬みそうな名前です。
ふつうフラミュラの仲間といえば、白4弁の小輪多花が相場ですが、
この花は珍しく赤いフラミュラです。
ルブロ(赤い)マージン(縁、端)というこの特徴がそのまま品種名になっています。

手元の資料によると、トリテルナータは
フラミュラ×ビチセラの交配で1818年作出となっています。
古いものですね。190年前ですか!。

ルブロマージナータは、1862年RHS(英国王立園芸協会)のAward of Garden Merit (AGM) という賞を受賞したとの記録があり、トーマス・クリップという人が作出したと記されています。

これも古いですねえ。ざっとで150年前。
遠い異国の日本の、そのまた地方都市の郊外団地の庭の片隅に、何百円の値段で買い求められた同じDNAの末裔が花を咲かせているなんてクリップさん夢にも思わなかっただろうなぁ~。

こういった由来を知ってるのと知らないのとでは、育てる人の感慨も違うのではないか、
という思いで記事書き、品種を紹介しています。

triternata Rubromarginata

triternata Rubromarginata-02

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