ついでと言ってはいささか失礼が過ぎますが、
続けて一般(敢えて我庭ではこう呼ばせて頂きます)のクレマチスをUPします。

折角咲いているのに…壺ばかり構って…スルーするのは、流石に可哀そう。
では…。




藤娘
藤娘2010

荒川正十郎と言う方が1952年に作出された品種です。
母種、花粉親とも交配記録が正確に残されています。
当時はザ・プレジデントを使った交配品種が沢山作出されたようです。

青と言えばザ・プレ、白と言えばマダム・バンホーテの時代です。



雪小町
雪小町2010

白地に淡い紫や薄い緑、ほのかなピンクなどが微妙に拡がりしかも混じらず、
複雑な配色なのに全体を見るとなんとも爽やかな不思議な花です。



Sodertalje 
スーダ・テイヤ2010

難読品種です。英語圏でない国の方の作出品種にカナを振るのは至難事です。

読み方を現地発音にするか、ラテン語(学名表記では世界基準語)で読むか、
はたまた一般にに通りのよい英語読みにするかだけでも大変です。
それが統一されてないので、様々な読みが使われています。

現地発音的には スーダテイヤ らしい。(oとaにウムラウトがある)



デュランディ
デュランディ2010

切り花のクレマチスとしてインテグリフォリアの中でも最も良く知られています。
肥培を効かせれば茎の太さが鉛筆位にまでなります。
1874年作出といいますからそりゃあもう随分昔の品種ですが、一線級の現役です。



ピール
ピール2010

中輪多花性の美花。1984年エストニアのキビスティク作出。
株に地力がつくと(年季が入ると)半八重~八重になります。



マダム・ジュリア・コレボン
マダム・ジュリア・コレボン2010

ビチセラ×ビル・ド・リオン 1900年フランスのモレル作出。
赤が印象的な品種です。ちょっと不思議で面白いことには、
親のビル・ド・リオンは同じモレルが、1899年に作出した(登録申請した)ことになっており、
わずか1年でその子供つまりジュリア・コレボンが新品種に登録されています。
どういう事情だったのでしょうか。



ビエネッタ
ビエネッタ0531

気温が高め安定するようになってから次々と咲き始めました。
フロリダ系はどれも花の割に蔓が細いのですが、ビエネッタは特に細い。
それを補って葉柄の巻きつく力は強い上に素早いです。

気がついた時には他の鉢の上を覆って絡み合い、もうとても解けません。



インスピレーション
インスピレーション2010

背の高い赤いインテと言えばこれしかない程の知名度があります。
別名がゾインとなっている(RHS)のは、インスピレーションとは別の人が
同じ交配の組み合わせで、同じ花を作出したんでしょうか。



エトワール・バイオレット
エトワール・バイオレット2010

黒赤系の3品種といえば、これと後から出てくるロマンチカとミケリテの3つです。
多花性であること、集まって団子になって咲くことなど性質も似ていますが、
よく見ると各々には色調や花型に違いが見られます。
開花後褪色するので撮影のタイミングが難しい。
(画像では実物より赤味が強く出ていますね。肉眼ではもっと暗赤色です。)



サニーサイド
サニーサイド2010

中輪でフロリダの雰囲気をよく残した花型をしています。
ユートピアやフォンドメモリーズなどとは違ったタイプに見えるのは、
単に花色の違いだけではなく、なんとなく優しい印象だからでしょうか。



ロマンティカ
ロマンティカ2010

赤黒ビロード光沢で横向き平開します。
多花性で蔓が横にもよく延びるので、支柱争奪ではいち早く上部を制圧しています。



ベノサ・バイオレシア
ベノサ0529

まだ咲き始めの一輪で花型が整っていませんが、ベノサの特徴は既に表わしています。
中筋のかすれた感じが絣のような味わいになって、和風がとてもよく合います。



このようにビチセラの交配品種には様々な色、形、咲き方、雰囲気があって、
クレマチス栽培の幅と奥行を拡げるには、避けて通れない…のではないでしょうか。

ということで、今日は壺以外の花を紹介しました。






GWも今日で終わりです。足踏みだった蕾がやっと咲き始めて花の庭らしくなってきました。


平開タイプは手入れ不足が祟って散々の状態の今年ですが、
それでもなんとか今までの余力で顔をみせてくれたのがちらほら。


コロナ
コロナ2010
ボロ隠しを兼ねてのクローズアップ


ミス東京
ミス東京2010
久しぶりの開花です。


カイゼル
カイゼル2010


花弁の張りに勢いがありません。
肥料不足、根になにか不調があるようです。

雑草が鉢の中一杯に蔓延ると、土の質まで変わってしまうのでしょうか。
元来サラサラの砂質用土で水はけは抜群なはずですが、
いつのまにか水の吸い込みが悪くなっています。

試しに鉢から抜いてみますと、表面は雑草(カタバミ)が網目のように絡まって覆っており、
その太い根が鉢の周囲に連結して深く鉢土全体を抱え込んでいます。
カタバミの根からはなにか生長を抑えるモノが出てるんでしょうか。
クレマチスの根が殆ど生長していません。

カタバミはとても根が深く、摘まんで抜き取るのはとても無理。
植替えしか排除策がありません。


こんな花の出来では、ちょっとクレマチスのことが解る人なら顔をしかめるかも…。
栽培者の怠慢が見えてしまっています。



壺の方は少しはマシで、まずまず。
平開タイプとの違いは、冬に地上部を刈り取ってしまえること。
毎年リセットできるのは助かります。
それに芽が動き出してからでも施肥の効果が間に合うのは、横着者にピッタリ。


淡雪の君
淡雪の君0504
一番花の色が濃く出ることはよくあります。
本来のもう少しかすかな色合いのほうが味がありますね。


霞の君
霞の君0504
これは持ち味どおり


藤かほり
藤かほり0504
日光の直射を受けてしまいました。
どうしてもこのアングルでないと撮れなかったので…。


フスカ
フスカ0504
フスカと表記していますが、
丈50cmの木立性、頂生花の下2節に各腋蕾計4個あるなど、明らかに矮性種ですので、
いわゆる千島ハンショウヅルですね。


アディソニー
アディソニー0504
この時期は葉っぱも無疵ですので良い絵が撮れます。


チェリーリップ満開
チェリーリップ満開
予定通りひときわ映えています。




更新の隙間で、UPするタイミングを失いかけたいくつかの画像があります。
今日はそれらの救済を。

入生(いりう)
青紫の散り斑というんでしょうか、この独特の花色。
意外に大輪です。径18cmほどです。
小澤さんの銘花のひとつ。

入生2009


ルージュ・カージナル Rouge Cardinal
カージナルの名を持つ割には、紫系の赤です。
1968年作出。昭和43年。といえば私の大学入学の年。
田舎から東京に出て、期待と不安の大学生活の始まりでした。

Rouge Cardinal2009


デュランディー durandii
インテグリフォリア系の代表選手。
切花でも需要の多い木立性の大型品種です。
鉢植えで育てていると生育旺盛のはずみで横倒しになり、
そこからでもしぶとく這い上がってくる剛健種。

durandii2009.jpg


ユートピア Utopia
フロリダ系でフォンドメモリーズによく似ています。
こちらは日本の杉本公造氏が作出。

Utopia2009.jpg


ジプシー・クイーン Gipsy Queen
1871年とはなかなか古い品種です。
ビロード光沢の紫。褪色していくのがやや惜しい。

Gipsy Queen2009


清姫
ごく薄いピンクでしべの色までドーンに似ています。
ただしこちらは剣弁でシャープな印象です。
桜姫にも似ている気もします。

清姫2009



と言ったところです。
ぼつぼつビチセラ系の画像が溜まってきたので次回はビチセラ系を・・・。
大輪系をさらに続けます。

が、
記録に留めるに相応しい出来ばえでないものが相当あり、
それは日ごろの栽培の手抜きの結果に他ならないのですけど、
こうもあからさまになっては恥じ入るばかりで、とても撮れないのです。

弱音は吐きたくはないですが、かつて夢中になって品種集めをした情熱と体力が
気づかぬうちにいささか衰えて、もう若くはないんだなと思い知らされる心地がします。

それでも花は懸命に咲こうとしています。
それを記録に残すのも、その懸命さにある種感動を覚えるからです。
拙いながらその感動を画像の中に僅かでも込められるなら、少しは罪滅ぼしかと・・・。



さて、最初は
Prinsess Peach ピーチ姫
あまり見かけない品種になりました。
こういう中筋系には流行があるようで、今でも新種が次々と登場します。
名前からすると、ファミコンのマリオ世代の作品のような気もします。(違うか?)

Prinsess Peach2009


Little Mermaid リトル・マーメイド
RHSのPlant Finder には Parentage(起源・由来): Asao×Hakuba と記載されていました。
1994年 渡辺さんという方が作出。れっきとした日本の作品です。
独特のサーモンピンクで、しべの基部が青く、時として半八重(花弁の枚数が多くなる)になります。

Little Mermaid2009


Voluseau ボルゾー
画像は赤紫っぽく撮りますが、実物は暗赤色からのち褪色していきます。
こういう色合いの花に惹かれて、暗赤色の花を熱心に集めていました。
最近ではソリダルノーシチ Solidarnosc、フービ Huvi など。
今でも ニオベ Niobe がトドメだと思いますが、他にも Madame Edouard Andre や、W.S.Callick など、
好きな花が多いです。

Voluseau2009.jpg



大輪以外で少し紹介します。
インテグリフォリア系が咲き始めました。
ちょっと疲れたので解説なし、です。

プチ・ファーコン Petit Faucon
Petit Faucon2009


アラベラ Arabella
Arabella2009.jpg


ヘンダーソニー Hendersonii
ん~! 色が良いですね。クレマチスの中で一番「青」だと言える色だと思います。
Hendersonii2009.jpg


ぼつぼつ壺が恋しくなってきましたので、
次回は壺の近況を撮ることにします。


ビオラです。
10号を越えたので地植えにしたものです。
もう5年くらい前になりましたか。

門柱横のハナミズキ(28年前に植えたチェロキー・チーフという今では全く見なくなった品種)に、
毎年這い上がることになってまして、
近所でも「今年も木に登りますよね」などと話しかけられ、「はい、登りますよ」と答えています。

Viora-01

Viora-02


追記です。
木の高さはこのくらい。2階の屋根と同じくらいです。

Viora-03

ブラック・ティー
ビロード光沢の独特な雰囲気を持った花です。
ちょっと気難しいところがありますが、
やや弱光下で咲かせると発色が素晴らしい。(褪色するのが惜しいです。)
Black Tea


オレンジ・ギャル
中輪多花性の明るい花。
今は一輪咲き初めですが、沢山の花が咲き乱れているのも迫力があります。
いずれ紹介できるでしょう。
オレンジギャル


さのの紫
どなたかがザ・プレジデント以来の紫と賞賛された花です。
確かに深い、日本の(和の)紫色です。「紫紺」@和色大辞典 と呼びたい色です。
さのの紫

FC2の障害で画像のuploadができなくなっていましたが、
今は直ったようです。(再発するのでしょうか)
アクセスの多いサーバーがよいとは限らないってことかな。

追記(20日13時30分) 
直ってません。障害発生中 サーバーメンテナンス中にて画像表示できないそうです。
しばらくお待ちを!


今晩開けてみたら復旧していました。(20日23時20分)
が、やれやれです。
もうこれっきりにしていただきたい!


さて、今日は平開型でいきます。

ボルゾー
赤黒色群。ふと思えばあまり売り物を見かけませんね。
最近出回らなくなったのでしょうか。
Voluseau


クリスタル・ファウンテン
早川氏の作出だと思うのですが・・・、
あるブログで「こちらアメリカではクリスタル・ファウンテンとして発売されているが、日本ではフェアリー・ブルーのほうで知られているのかな。云々」という記事がありました。
そうなんですか? 同じもの? ほんと? 知らなかった!!。
Cristal Fountain


ホノラ
紫味を加えた赤黒。
咲き始めが特にいいですね。
好きな色系はついつい手が出て、同じようなものばかりが集まってしまいます。
Honora
ビル・ド・リヨン
中輪のやや小豆色がかった赤。
1899年作出。古い品種ですが銘花のひとつ。
Ville de Lyon


入生
スプレーを吹いたような独特の花色。
遠目からもよく目立ちます。
Iriu


藤娘
淡いラベンダー・カラー。
濃い色の花が多い中、かえってほっとするようなやさしさがあります。
Fuji-musume


プロテウス
あまりきれいな八重になりませんでした。
Proteus


ピーチ姫
年によって色が濃く出たり薄かったりします。
ピンク系の花はだいたい安定しているものですが・・・。
Prinsess Peach


ジプシー・クイーン
日光の直射を受けていまして他の画像と条件が違いますが、
この花の場合花色がよく表現できていましたので・・・。
Gipsy Queen


紫の花や赤い花が次々と咲きました。
ひとつひとつを解説するまでも無く、画像をあげておきます。

the President
ザ・プレジデント

The Velvet
ザ・ベルベット

Chaconne
シャコンヌ

Multi Blue
マルチ・ブルー


赤い花、各種。
撮影の技術がなく、補正もイメージ通りにならなく、
残念ながら実物の色彩を表現することができません。


Solidarnosc
ソリダルノーシチ

Huvi
フービ

Westerplatte
ヴェスタプラッテ

最後に穏やかに

Kiyohime
清姫


リトル・マーメイド
サーモンピンクの色も珍しいが、花弁基部が青味を帯びるのもこの花の特徴です。
好きな花のひとつ。
LittleMermaid


ニオベ
クレマチスにはまるきっかけになった花のひとつ。
咲き始めの、あの凄みのある赤黒色に虜になりました。
この画像の時が一番見ごろ。
Niobe


ニコライ・ルブツォフ
ルブゾフと表記することもあります。
特徴のよく出た感じの画像が撮れました。
明るい紫と中筋が明瞭でやや外巻き加減の花弁です。
Nikolaj Rubtzov


以上、ジャックマニー系。
他に咲いているものは・・・、

ルリオコシ
咲き進むと花型が乱れるので、これくらいがちょうどいい。
ruriokoshi


都筑
大輪純白花。
きりっとした印象です。
白花には色々ありますが、
きりっと系では、晴山、都筑、榛原。
まるっと系ではガンジー・クリーム、ミス・ベイトマンなどでしょうか。
Tsuzuki