2017.05.18 友情の挿し穂
なんだか色々ありまして記事にしたかったんですが
5月11日のカザグルマ保護・保存活動推進の一件も
5月14日のイベントも
FC2の障害なんぞでモタモタしてるうちに
記事鮮度が落ちてしまい、未出稿のままでしたが・・・。


今日は、ありがたいことに会のメンバーさんが
かねて挿し穂採取希望の品種の鉢を携えて
訪問してくれました。
感謝、感謝。

話が弾む中、剪定を兼ね挿し穂を頂戴しました。
やっぱり一人でやるよりも
仲間と一緒の方が数倍面白いってことを
改めて教わりました。

2~3日はこの時期強烈な朝日を遮って、
風で挿し穂が動かぬように、玄関内で静養です。

今日もFC2は不調で画像がアップできません
文字稿のみで。



いよいよ壺型各種が本格的に開花し始めました。
例年は展示会に出品していて
肝心の時に棚にいないために交配の適期を逃していた数種を
数年ぶりに手元に残しました。

替わりに挿し木で増殖し開花株に育ったものを代役で送り出しました。
殖えないものはどうにもなりません。
花が残っていれば後期に出せるかもしれませんが・・・。


それでも開花期を揃えるのはなかなか難しい。
コアクティリスは最初の花が一通り咲き終わったところで
次軍が膨らんできてはいるけども
咲くのは2週後くらいになりそうです。



霞の君2017
先に咲いているのは霞の君でもう残りの蕾が3個ほどに。
そこにやっとチェリー・リップが追いついてきたのだけど
微妙に花期が合わず(チェリーの花粉がまだ出ていない)
これではまた今年も 霞の君×チェリー・リップ は組めそうにない。。




チェリー・リップ2017

冷凍保存
やむなくコアクティリスの方にに合わすべくチェリー・リップの開花4~5日目を
数個冷凍することにしました。

一昨年冷凍花粉で受粉に成功したので柳の下を、再度試みます。
(保存期間は前回2週間。 今年もその期間内で使う予定。)





話変わって
コアクティリス実生ですが、
2年生の3株のうち、ひとつ葉の色・形・質感が違うのがいます。



親と同じ
これは草姿は親と同じです。開花も確認済。

これも親と同じ
これも親と同じ草姿。


交雑の気配
問題はこれです。
葉の感じが全く違います。でも木立性。
蕾も有毛。



これは何か変化が出るのではと期待しておりましたら、今朝開花しました。

新顔0507-01


新顔0507-02

まだ咲ききっておりませんが内側は緑のようです。
画像では赤っぽく見えていますが
残念ながら実物はもっと淡紫に近い感じ。

初花ですのでまだ変わると思います。
評価はそれまで待ちたい、としておきます。



今日はカザグルマ保護・保存活動のお手伝いに行ってきました。
 (4月9日の消毒剤散布以来になります。)


この地区のカザグルマは
数年前の水路工事による自生地消失の危機に際し
地区自治会メンバーが保存のため休耕田に移植したものです。
昨年からご縁があって私の所属する会が
保護・保存のお手伝いをすることになりました。

今年は移植した株から挿し穂を採取して増殖をする計画です。
その前に個体管理のため各親株に番号を振ることになりました。
その番号札の取り付け作業に来ました。

既に枯死したものも含め、移植時の植え付け形態のまま
南段(下)23株、北段(上)41株 計64株を数えました。
当時の自治会が半端ない労力を投入したことが偲ばれます。

今改めて思うに、よくぞこの絶滅危惧種に思いを馳せ
その保護に労を惜しまなかった、その志の高さに敬意を表したい。





IMG_5632.jpg
もう一部の株では開花が始まっています。




IMG_5642.jpg
左右にたくさんの蕾をつけています。わかりますか?
(画像をクリックすると元画像のサイズで見られます)




IMG_5643.jpg
これは~

IMG_5644.jpg
~の個体とわかる番号制




IMG_5646.jpg
整った花姿は~

IMG_5647.jpg
~的な識別ができたらいいなというのが最初の発想




IMG_5648.jpg
きれいだな~

IMG_5649.jpg
~では終わらないように
きちんと記録しておくことが必要です。




IMG_5650.jpg
作業が終わって引き上げる相棒。



ちなみにわたしは
IMG_5636.jpg
札つけ作業中の姿を撮ってもらいました。



2017.04.19 咲き急ぐ花
気候が不安定で、寒暖に身体がついていきません。
グズグズとしている間に・・・。

「見る見る」というのはこのことなんだと
あらためて、植物の息吹に触発されています。

蕾の画像を撮ったかと思うと、
Blogにupする間もなく、あっという間に咲き始め、
急いで撮り直しをしたその翌日にはさらに姿が変わり
もう満開状態になってしまっています。




2017開花coac0417
親株の開花



僅か1日で一気に咲き進む0418
昨日の状態、でももう今日は花盛り。



2017実生初着蕾0417
実生に初着蕾
3年生苗を差し置いて、2年生苗が先に蕾をつけました。

苗の個体差は予測できません。
同じ条件で育てているのに育ち方に差が出ます。
先天的なものもあるのかなあ。


今朝には口を切っておりました。
見た目は親株そっくりです。
赤の要素は全く出てません。(残念!)





折角シーズンに入ったというのに
どうも気分が高揚しません。



・・・ところで
シルバー人材センターに登録して
単純肉体労働の週3勤務を続けていつのまにか
1年半が経過しました。

現職の頃と全く違い気楽で、ストレスフリーで
しかも今までと全く違う世界の人と知り合う機会にもなり、
またそれが運の良いことに人間性の好い人ばかりで
オフで飲み会などもする友達になりました。

この年で新しい友達が何人もできるなんて事は
実は大変珍しいんだろうと思います。


趣味の世界でもそうやって自分の殻を破って
友達の輪を拡げていくのは大切なんでしょうが、
今の自分を振り返ると
専攻の領域をどんどん狭めてきたために
折角の同好のお仲間を結果として遠ざけてしまったようです。

展示会の出品も、もう何年も同じ鉢ばかりを出し続けているようなありさまで、
私自身そのことにもマンネリ感を拭えません。

ブログも同じ経過を辿ってきているのは間違いありません。
もう潮時なのかなあ。

誰もいつかは同じ状態になっていくのか、
かつてのブログ仲間も次々と去り
私のリンク先は現在2/3以上が休止状態になってしまいました。



親株0409
C.coactilis親株 3日間で倍くらいにかさが増しました。


クレマチスは好きですし、自分なりにやりたい事もありますし
coactilisの実生の初開花も目前ですから
続けていく意欲は満々ですが、
出品したり発信したりとはまた別なんだなあ。



挿し木0409
挿し木3年生 成株になりました


また他方、発表の機会があるから頑張ると言うのも
人間の性として間違いなくあるのです。
第九の合唱やフラダンスのおばあさんも
あらゆる趣味、稽古ごと、研究、収集、演劇、演奏etc.



実生0409
実生群


近頃、同窓会とか同期会とかOB会とか誘われることが多くなりました。
昔が懐かしいのか、人恋しいのかわかりませんが
まあ断らず参加して飲んだりしてみると案外楽しいものです。



生育遅め
右の生育遅めの鉢 やっと細い芽が出てきました。



どうやら自分でこなせる鉢数を大きくオーバーしているのが
気合が乗らない原因のような気がしてきました。

やはり身の丈に応じた規模と範囲に収めるべきなのでしょう。
自分自身が楽しめないようでは話になりませんからね。




滅多に更新しない、ある意味で(つまりマンネリで)の鉄のブログ、かもしれない
化石化した猫庭ブログですが、
ありがたいことに、そして不思議なことに、
この時期(つまり春)になると
アクセス数が徐々に増えてくるんです。

なんでですかね?新しいことはなにも書いてないので
過去記事を読みに来られるんですかね?


数年前までもっと元気だったころ、結構アグレッシブな記事を
継続的に書いていた時期がありました。
その主旨はいまでもほとんど変わっていないのですが
繰り返し書くことで自分の中でさらにマンネリ度が上がるという
そのことに当時は気づいていませんでした。

で、今はというとブログの鮮度はもはや取り返せませんが、
ハートはアグレッシブに、「老いの一徹」で生きたいかなと。
とはいえ人と競うのはもうこの年ではくたびれるばかりなので
争わないという意味でも、人とかぶらないことをやる!の路線です。

つまり、今、
母種C.coactilisの交配種(実生)を中心の園芸に特化し続けようかと。
いままでの壺系各種交配実験の成否は評価の分かれるところでしたが、
まあまあ自己満足レベルでは楽しいものでした。

ただひとつ、園芸植物として致命的なのは
挿し木ができない性質では根本ダメだということです。

そこで今私が頭に描いている夢は
(もう何度も言ってるし、書いてますけど)
挿し木可能な木立性の壺型、できれば有毛・深紅。

もう、あれこれと手を広げる体力も財力も時間もないのですから。



といったところで今日実生の5号4鉢と挿し木の6号を植え替えました。
4コマともどれも同じようでしかも何が写っているのかわからないでしょうが、
あしからず。




親株2013
親株2013年購入
すべてはこの一株から始まりました。
年々草勢が増して大株になって参りました。




挿し木2015
挿し木増殖株2015年鉢上げ
挿し木ですのでどうひっくり返っても親株と同じものです。
昨年頃からようやく安定した花付きになってきました。




実生初作2015
実生の初作2015年鉢上げ
この年の実生は結果的にはこの一株だけが生き延びて残っているだけです。
ひょっとすると今季開花が見込めるかもしれません。
芽数が多いのと、初夏までの生育が著しいのがこの種の特徴。




実生2016
実生2016年鉢上げ
この年も鉢上げ時には10株程度あったのに、
徐々に淘汰されて現在3株。
初花にはまだ少し早い感じ。もう一年待てばきっと。




2017.02.27 春待ち顔
今月一回目の更新が27日とは、情けない。

2月がやっと終わろうとして、3月がもうすぐそこなのに
棚の上の鉢たちに動きがありません。

例年より遅めの気配のなかで
辛うじて地中から芽が見え始めたのは数鉢足らず。

一応画像を挙げておきます。




2017CherryLip.jpg
チェリー・リップ
株元が汚いですね。
化粧砂を撒いてから撮ればよかった。



2017texensis.jpg
テキセンシス
以下同文。



例年芽出しの時期はワクワクするものですが、
年老いて鈍感になったのでしょうか、心がときめきません。

昨秋知らぬ間にヤマイモの蔓が棚上に侵入したようで
並んだ鉢の中に異常な数のムカゴが落ちていました。
それを摘み出すのにもう全くウンザリでした。
それで心がときめかなかったんだ!ということにしておきます。


むかご
これがその悪い奴。 たった3鉢でこれほど拾いました。




話変わって、午後からは
昨年訪れたカザグルマ保護地を挨拶かたがた視察に。

去年カザグルマの(元あった)自生地を案内してもらった時、
ほぼ同じ場所で春には珍しい山野草が咲くとの話をお聞きした。
口コミで伝わって花期にはかなりの見物客が訪れるとのこと。

増殖した苗をもう一度自生地だった場所付近に戻したいのだが、
(初夏には地上部が消失して長い休眠に入る)スプリング・エフェメラルの
自生地と知らず、踏み荒し、掘り返した挙句
カザグルマを植えて自然保護と呼ぶのはあまりに心苦しい。

ので、確認したかったのです。
何が咲くのか、時期がいつなのか知らないままだけど今日行ってきました。




IMG_4130.jpg

咲いておりました。
帰ってネットで調べましたが、独特の葉の形・色から
ユキワリイチゲで間違いないと思います。

大変美しい花でした。
付近はイノシシが見境なく掘り起こし自生地も危うしです。
なんとかカザグルマ同様に守りたいものです。



2017.01.01 2017 ご挨拶
みなさま 明けましておめでとうございます。

旧年中は、おもえば不活発な一年に終始し、
ブログ的にはなんの取り柄もないダラダラ更新でお茶を濁し
失礼を致しました。

昨年12月に至っては一度も更新することなく、ついに年明けしてしまいました。

ブログの終焉に近い末期的症状のようにも見受けられますが、
ここまで続けたものをムザムザとこのまま終えるには、まだ未練もあり
環境と健康の続く限り、細々とまた時々は勝手な自説を吠えたりしながら
やっていきますのでよろしくお願いします。




さて、我が小庭の栽培棚には冬はとんと緑がないのが常でしたが、
改めて元日の朝に見回すと僅かに・・・


20170101カシス
カシス
一昨年に趣味の会の会員さんから頂いた苗。


20170101florida species
C.courtoisii
立ち枯れの枝から奇跡的に取れた挿し木苗です。
ラベルの記載通り2015年の8月に鉢上げ、同年秋に葉を落として以来
一年以上休眠して音沙汰がなかった(枯れたものと思ってました)ところ、
シャーペンの芯ほどの枯茎から突然新葉展開。

この2種いずれもフロリダ系。
この系統の習性にはわからんことが多いですわ。

寒中に展葉する逞しさに見とれておりますが、
そのくせ過湿と夜間の高温(つまり日本の夏)にからきし弱く、
私にはどうも難しい。

栽培主体をビオルナ系に絞ってからは一括管理が合わないようで
特化の弊害が各所にみられるようになりました。

結局、好むと好まざるとに拘わらず、
身の丈に応じた範囲内でできることを
やっていくだけです・・・としか言いようがない・・・。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。



2016.11.03 冬枯れ状態
このところ急激に寒さが増しております。
秋物の衣料を2・3度着たかと思ったら
もう冬物を慌てて取り出す今日この頃。

思えば11月になっているんだから
まあこの気候も当たり前かとは思うんだけど
体が馴れておりません。

気温15度を寒いと思うか暖かいと思うかは、
まさしく体感なのですからね。


さて、一度茶色に枯れあがったわが庭は、緑が再生しかけたところで
例年通りの秋のウドンコ病に見舞われました。
けれど気温の降下が急激で既に活性温域を下回っており
跋扈することなくそのまま冬枯れに向かっております。

わずかに残り花がちらほら。




空蝉20161103
空蝉
まばらに数輪が咲いておりました。




Honora20161103.jpg
ホノラ
我家にも壺でない花が咲いておるのですよ。




Sophie20161103.jpg
ソフィー
まだつぼみですが、どうやら数日中に咲く気です。




月半ばには地上部を全部刈り取って
完全な冬体制に入ります。
秋の植え替えは今期は行わないで様子をみます。
実生苗の鉢上げは昨年の失敗で懲りました。

どんなに細心の注意を払っても植え替えは株の根を痛めます。
やわらかい用土であればダメージも少ないでしょうが
日向土のような硬い砂粒は特に危険です。

素手で作業をすると手指がガサガサになるので
近年はずっとディスポのゴム手袋を使ってるくらいですから。
柔らかい根は砂粒に触れただけで傷を負うような気がします。

生長期でない時期、これから休眠に入る時期では
植物も修復しないようですし
これから先の凍結などにも耐えねばなりませんしね。



今年6月12日の記事で触れておりました
コアクティリスの3つの果球を8月3日に播種しました。
各果球ごとに3つの3.5号鉢に分けて直播きです。

そのうち2つの鉢から発芽を確認しました。
ちょうど2ヶ月で発芽と言いたいところですが、
展開した双葉の様子から、既に発芽して数日以上経過しているようです。
今日まで気づかなかったのがホント恥ずかしいです。




coactilis2016 seedling-01


coactilis2016 seedling-02

壺型クレマチスにしては珍しく、双葉がきれいに殻から脱げていて
コアクティリスはやはり壺型と言ってもビオルナ系とはちょっと違うなと感じます。

このあたりのことを研究して発表した人が国内外ともまだいません。
謎というには何とも微細な違いで大勢に影響ないレベルではありますが、
1年を通しての生育サイクル、花姿や草姿、結実率、発芽率、挿し木活着率など
狭義のビオルナ系とは微妙に何かが違うのです。
謎の交雑品種「紫の上」のほうに種の近似性を予感します。

壺系の中でもインテグリフォリア系に近いとする説で言う、
オクロレウカやフレモンティ、もしかしたらハースティッシマにまで及ぶ
ビオルナ系でない壺型群にも、ひょっとしたら
交配による新型園芸種の可能性が広がるのかも知れません。

・・・・手元にそれらの株がある訳ではないですが・・・。